Diary...日記、っぽいもの

• 17/06/1996
  例によってカバーガール横のキャッチに意味はありません。ちょっとひまな時期に入
  ったというだけで。
  うかうかしていたもので、今回新規リンクはありません。すっかり忘れていたですよ。
  リンクフリーと明記しているものとOS/2関係を除いて、原則連絡をとってからリンク
  するようにしているので、今日になってから気付いても遅いんです。そんなわけであ
  まり目立った更新ないです。だって忙しかったし。忙しいのが終わったあとっていつ
  もしばらく放心してるし。そうそう、OS/2関係だけはIndexページのWhat's Newに掲
  載しないまま新規のリンクをはっている場合があるので要注意。でもあれ、いつまで
  続けるかなー。

• 18/06/1996
  右足7ヵ所、左足2ヵ所、右腕3ヵ所、左腕1ヵ所。
  以上、一晩で虫にくわれた数である。私が何をしたからこんな目に遭うというのだ。
  てっきり蚊だと思っていたのだが、友人に見せたらそいつはあっさり「そりゃダニだ
  ろう」と言い放った。言われてみれば蚊とはかゆみの残り方が微妙に違う、ような気
  がする。
  ということは、何か？　何をしたというのではなく、何をしなかったというのが問題
  なのか？　つまり、掃除をせよと。今週の土日、晴れたら大掃除だっ。てぇいっ!

• 19/06/1996
  ネタが、ない。
  今日も1日穏やかであった。天気も良かったし。
  ということは、何か？　私は忙しくないとネタをひねりだせないというのか？　ふと
  過去の日記を振り返ってみると、忙しいときにかぎって長々と書いていたりする。そ
  れはまあ、忙しい＝いろいろ事件が起きているわけだから納得できないこともない。
  「忙しい」とは「心を亡くす」と書くはずなのに。私は暇になると「心を亡くし」て
  しまうのか。ワーカホリックもここまできたか。嗚呼。
  いや、そうか。この間のどたばたで、私は「心を亡くし」ているのだ。時間差でその
  影響が出たに違いない。忙しいのが終わると放心状態に入るのは、そのせいだったの
  か。ああ、私は人間だ。
  ……てなことを書いているうちに、ほーら、ね。ネタができた。

• 20/06/1996
  私はよくMacユーザーをけなすので、たまにMac嫌いと間違えられる。実はそんなこと
  はなくて、仕事ではちゃんとMacも使うし、Illustrator、PageMaker、Photoshop、ど
  れもMac版のほうが好きなのだ。Mac嫌いとMacユーザー嫌いを混同しちゃいけない。
  で、特にIllustratorを起動するともうとまらない。本末転倒なことをよくする。例え
  ば、企画書の表紙だけ熱心に作って本文のほうはさっぱり進まないとか。
  てなわけで、明日の朝までにあげないといけない企画書、表紙だけは競合する事務所
  のものに勝ったと思うのよね。本文、ちょっとも作ってないんですけど。どうしよっ
  かなー。はははは……。

• 21/06/1996
  以前ちょろっと書いたインターネット関係の仕事、本決まりになりそうだ。そうなる
  と、OS/2の仕事と両方こなすのは無理なので、そちらを断ることになる（問：何故後
  からきた仕事をとるのか？　答：そっちのほうが報酬がいいから:-P）。おお、ついに
  OS/2との縁が切れるか!?　ここで切れたらもう一生縁ないだろうなー。
  うーん、1年以上（Win95との付き合いより長いのよねぇ）付き合ってきたからなぁ。
  にわかには信じられんわ。
  とかいって、ここでどんでん返しがあったらそれはそれで泣くけど。どうなるかな？

• 24/06/1996
  最近、日記リンクス関係くらいしか他所様のホームページを見なくなってきた。それ
  はもちろん、Linkページに掲載させていただいたところはお気に入りなので定期的に
  見にいくが、それ以外の、まだ見ぬ面白いホームページを求めてネットサーフィンと
  やらにでかけることがあまりなくなったのである。飽きたということかな、とも思わ
  ないでもなかったが、よく考えると違うようだ。ホームページとの付き合いやすい距
  離ができてきたらしい。
  そういえばNIFTY-Serveのときもそうだったんじゃないかな。最初は興味のおもむく
  まま大量にフォーラムに入って、あちこちの会議室をつまみ食いする。そのうち落ち
  着いてくると特定のフォーラムのさらに特定の会議室だけを読み、かつ参加するよう
  になる、という具合。この頃が一番面白かったように思う。今はほとんどご無沙汰だ
  けど。
  しかし、それでいくと未だに距離感がつかめないのが、この自分のホームページとい
  う奴なのだ。むやみとコンテンツを増やしたくなる。あまり飛ばしすぎるとヤバいよ
  ねぇ。燃えつき症候群まっしぐらだ。でも人の目がある、というか、人の目がなくな
  ったら最期だと思うと、また情熱の炎(笑)がゴウゴウと……どうしたもんだか。

• 25/06/1996
  今日は機械的な作業をずいぶんした。こういう機械的な単純作業こそコンピュータに
  任せられればいいと思っているのだが、今時のGUIはそれをゆるしてくれない。ファ
  イルを開いてコンバートしてセーブしてファイルを開いてコンバートしてセーブして
  ファイルを開いてコンバートしてセーブして……Endress。
  何か間違ってないかぁ？　こんなのコンピュータだってできるはずなのに。CUIのこ
  ろはできたのに。
  私が最初にパソコンを教わったのはWindows3.1が出るちょっと前で、GUIといえばMac
  のころだったが、そのころすでに「GUIの悪いところは初心者も熟練者も同じ手順を
  ふまなければならないところだ」と、師匠達は言っていた。「初心者はわかりやすく
  マウスで、熟練者は手早くコマンド入力で」と言っていたのが、今さらながらわかる
  気がする。GUIってどんなに熟練してもショートカットどまりで、それ以上効率上げ
  られないんだもの。便利になったんだか不便になったんだかわからないよねぇ。

• 27/06/1996
  餅は餅屋でいいじゃんか。
  というわけで、NT Worldの創刊号をめくっていたら、どうした加減だか3Dグラフィッ
  クスの記事が載っていた。
  曰く「WindowsNTは3Dグラフィックスの新しい標準プラットフォームだ」。
  あ、そ。
  ま、NTの専門紙なんだから仕方ないけどさ、我田引水が過ぎるとそっぽを向かれるよ？
  他のOSと違って「NTが好きで好きでしょうがない、もーアバタだってえくぼに見えち
  ゃう」っていうホビーな読者ばかりじゃないんだからさ。
  それはともかく、やたらどのジャンルも制覇しようとするこの根性はどうにかなんな
  いのだろうか。3DグラフィックスはSGI、オフィスにはNT。それでいいじゃん。餅は
  餅屋、何も算盤屋が餅まで売らなくたっていいでしょ。だいたい、算盤さえ思うよう
  に売れていないのに餅にまで手を出してどうするんだろ。まずオフィスにNTをはびこ
  らせるほうが先なんじゃないのかなー。

• 28/06/1996
  「TOWNSなんかもう富士通は見放したし、アプリはないし、第一ビジネスじゃまったく
  使えないだろう。ロクなマシンじゃない」「ええ、そうですね。で、それが何か？」
  昨日の続きになるけど。どうしてこう答えられないんだろう。「で、それが何か？」、
  自分の好きなマシンでもOSでもソフトウェアでも、それらをけなされたときはそう答
  えればいいじゃないか。だって、自分は(便利|面白い|好き)だと思って使っているん
  だから。そう言われるとムキになって相手の使っているものを攻撃したり、あるいは
  不安になって大勢と同じものに乗り換えてしまうのって、いい加減カナシイ。
  まあ、そうやって簡単に踊ってくれるから我々の商売が成り立っているという面もあ
  るんだけどさ。

とりあえず、仕切り直し（Archive）