Diary...日記、っぽいもの


CoverGirl No.14

17/09/1996 ヒマだあぁ

「魍魎の匣」は読了。続けて「狂骨の夢」も読了(ともに講談社刊、京極夏彦著)。連休はこれとサンシャイン水族館行きで見事につぶれた。まだもう1冊あるんだよなー。それも、超弩級に厚いのが。考えただけでも腕が疲れる……面白いから読んじゃうけど。
jweblintを手元で動かすために、Perlを入れた。ついでだし、あんまりヒマなんでCGIのお勉強を始めてしまう。明日のためにその1、ってなもンだ。いつの日にかmailto:タグを使わないきちんとしたフォームを作るんだあぁぁぁ...って、例によって予告だけになったらスマン(笑)。

18/09/1996 お勉強の成果

観念して「鉄鼠の檻」(しつこいようだが講談社刊、京極夏彦著)購入。ああ、厚い、重い……。
Windows版のHTMLエディタを集める必要があっていろいろ調べていたら、実は大した数がないことに気付いた。うーん。どうなんだろ。テキストエディタで手書きの人が多いんかしら。というわけで、テストを兼ねてアンケート。誰が送ったのかはわからないので、どぞお気楽に。そうそう、Word Internet Packageとかは「ワープロソフト」の範疇に入れてくださいね。

何を使っていますか?
ホームページビルダー  HOTALL  PageMill
何らかのワープロソフト  その他のHTMLエディタ
Netscape Navigator Gold  当然、テキストエディタで手書き
なるほど。で、OSは?
Windows Mac UNIX その他
余談。このアンケートを作るためにとあるページのソースを見ていたら、コメントとして余談などが書き込まれていた。私も今度から、あからさまに書いちゃまずくて、でも言いたいことはコメントとして入れておこうかな:-)

19/09/1996 「鉄鼠の檻」はまだ3分の1

上のアンケート。何も考えないで選択肢を作ったうえに複数選択ができるようになっているので、集計と、OSと使用ツールの関係について何らかの法則性を見出すことが難しいんではないかと思ったのだが、杞憂であった。今のところOSにかかわりなくほとんどテキストエディタで手書きという解答だったのである(笑)。もうしばらく続けますので、まだの方はお答えいただけるとありがたいです。
で、昨日のこのページをいそいそと師匠に見せたところ、「Perlプログラミング」(ソフトバンク刊、Larry Wall and Randal L. Schwartz著、近藤嘉雪訳)という本を貸してくれた。そのなかに、「プログラミングで一番いけないことは,車輪を発明しなおすことだ。」というくだりがあって、何となく感心してしまったことだね。ああ、あっちのほうから「何あたりまえのことに感動しとんのだおまいは」という声が聞こえる。でも、これまでプログラミングとかそういったことにほとんど縁のない生活をしていたんで、なるほどそういう考え方をするもんなんだなぁとことさらに思うわけですよ。たまに馴染みのないジャンルの本を見ると、こういう刺激があって楽しいのだな。まあ、何かないとそうそう手を出そうという気にはならないんだけど。

20/09/1996 アンケートの結果は連休明けに発表します

「鉄鼠の檻」はさっぱり進んでいない。にもかかわらず、また本を買ってきてしまった。まあ、連休は雨だそうだからね。「中国的レトリックの伝統」(講談社学術文庫刊、井波律子著)、なんだかひさびさに「中国」とつく本を買ってきたような気がする。昔はよく読んだ(図書館があったので、買ったわけではない)もんだけど。といっても、「中国」とつく本をむやみと読み、かつ映画を見ていたのは1989年から90年にかけてなので、これは一種のミーハーといえないこともない。実際、この時期には平行して東欧関係の本や映画も見ていたのである。ちなみに、1990年の夏ごろからはアラブやユダヤ関係の本ばかり読んでいたのだから、我ながら興味の向かう方向がわかりやすいというかなんというか。
ところで、講談社学術文庫には「平家物語」があったはずなんだけど、もう絶版なんだろうか? さっぱり見つからない。現代語訳ならいろんな人が書いたものがあるんだけどなぁ。岩波文庫には収録されてないみたいだし(ナゼ?)。文学全集の類を買う気にはなれないし。あうぅ。

24/09/1996 発見2つ

「中国的レトリックの伝統」は現在半分くらい。曹操についての論文の部分を読み終わったら、読み続ける気力が半減しました。いや、つまんなかったというんじゃないんですけど、「曹操の出番、終わり? んじゃいいや」となってしまうのだなどうしても。そういえば私、三国志演義は曹操が死んでしまった瞬間に読む気をなくしたもんです。未だにその後どうなったのかよく知りません。「鉄鼠の檻」は読了。手が疲れました。ふと見るとアオリ文句が「小説」なのね。すごいな。ちなみに「姑獲鳥の夏」は「ミステリ・ルネッサンス」、「魍魎の匣」もそんな感じ(今手元にないんで)、「狂骨の夢」は「本格小説」、で、「小説」になるわけだ。ふうん、飾りはいらないってか。編集者の自負というか、惚れ込みようがうかがえる変化。単に奇をてらったのだとしても、よほど売れる自信がなきゃこれはできない。
以前いた会社の人のホームページを見つけた。ああっ、A山さん創作人形にまで手をのばしていたんですか。写真をみる限りではかなり本格的みたいなんですけど。まったく多趣味なんだから。まかり間違ってバレると困るので、リンクはなし。興味があったら自力で探してください。創作人形ほか、GIFアニメーションなど。DOS上で動作するフリーソフトウェアのGIFアニメーション作成ツールあり。ちなみに、A山からの連想(青山/赤城山/浅間山など)で検索しても出てきません:-P
で、アンケートの結果。ご協力ありがとうございました。

%に直そうかと思ったんだけど、そうするまでもない結果だったのでそのまんまです。テキストエディタのところ、ごていねいにWin:Mac:UNIX=1:1:1というあたりに、何か天の配剤を感じるのは私だけでしょうか(笑)。

26/09/1996 た、っかーい!

撮影用家具のレンタル。もちろんうちはパソコンなんぞ借りようとは思わないんだけど、そんな高額商品はレンタルですましちまえってな人が世の中にいてもまあ不思議じゃない。が、しかし。
こんなところで会うとは思わなかったぞ、FM TOWNS UX(爆笑)。
FM TOWNS UXというのは、6年ほど前に発売されたMac Classicをちょっと不格好にしてダークグレーにしたような機種です。って、もしかして今時のパソコンユーザーにはMac Classicってもわからないんだろか? 昨今の格好悪い一体型パソコンなんかより圧倒的に可愛いデザインのディスプレイ一体型のパソコンです。そういえば、昔Macっていえば「可愛い」とか「お部屋のインテリアに最適」とか言われたもんだけど、そのへんの栄光はもはやかげもかたちもないッスね。いいけど。で、わざわざこんなマイナーな機種を選んだ理由は、ファッション雑誌なんかのオシャレ(笑)な誌面に使うには98じゃ不足だからか。だったらいっそNeXTに、ってあれは一般人が持つ「パソコン」のイメージとはちょっとズレたデザインだからだめか。何も考えずに一体型と通常のデスクトップとだけ指定して販売店おまかせで買ったのかな。FMV(DESKPOWERじゃない初期の奴)もあったから。ああ、富士通のカタログ見て決めたのかもしれない。そのころのTONWSのカタログって、当時としてはめずらしく普通の部屋にインテリアっぽく置いた写真もあったし。
しかしナンだ。このレンタル料が結構高価なのだ。どうせ動かなくてもいいんだから、ジャンク屋で買ってきたほうが安くあがるんでないか? アミュレットに置いてあるMacなんてかなりきれいだもん。そんで3,000円くらいでがしょ。ってなこともこちらがパソコン専門だから思うわけであって、うちが今回借りたデスクなんかも専門の人が見たら「そんなのはコレコレこうしたほうが安上がりに」とか言うのかもね。
昨日書かなかったからというわけでもないが、ネタもうひとつ。
「HomeMac」(ナツメ社刊)のNo.2に掲載されていた、パイオニアのMac用キーボード「MPC-KB2」の記事を読んでいて、ちょっとひっかかっる部分があった。以下引用。

 キーボード操作のもうひとつのポイントといえるのがキー配列。MPC-KB2は、JIS配列と少々異なっていて、スペースバーの左右に「かな」と「英字」は付いていない。「コントロール」キーは「A」キーの左、「CapsLock」キーは全体の左下に配置されている。これまで違った配列で操作をしていた人はとまどうだろうが、すぐに慣れると思う。
……は?
それって、Mac用キーボードとしてはいたってあたりまえの配列なんでないか? PowerBookは違うとか? 手元にあるApple純正キーボード(Ci付属の奴)とまったく同じだぞ。一体どのキーボードと比較したんだろう。CtrlキーとCapsLockキーの位置に違和感を感じているあたりは106キーボードのユーザーみたいだけど、「スペースバー」っていう用語は98ユーザーっぽい。スペースキーの左右に「かな」「英字」キーの付いているキーボードなんてあったっけ?
だいたい、JIS配列って かな の配列の規定であって、Ctrlだの何だのは関係ないと思ってたんだけど……だって、106キーボードだろうとワープロ専用機だろうとJIS配列っていうでしょ。JIS配列とは何かご存じの方いらっしゃったら、ぜひご教示ください。こっちはいまいち自信がないんで。

28/09/1996 シアワセの原風景

何だか隔日日記になってきてしまったぞなもし。いや、別にいいんだけど。
母方の実家は東急東横線元住吉駅付近にあって、小学生の頃の私にとって神奈川県とはつまりそこのことだった。変な話だが、渋谷駅の東横線のホームに入ると、そこはすでに神奈川県だったのである。何というか神奈川県とは、それはもう西方浄土というか桃源郷というか、とにかく異界だと信じていたとしか思えない。東横線が地元の国鉄と様子が違うことや、当時からすでに自動改札を採用していたこと、それにうちの近辺にはなかった踏み切りがあったことも無関係ではないかもしれない。ちなみに横浜および横須賀にも親戚がいるが、そこは横浜であり横須賀であって、神奈川県ではなかった。それらが異界に入れてもらえなかった理由は、考えてみればそこへは国鉄で行くからではなかったか。やはり異界へ行くにはふさわしい入り口が必要であり、この場合のそれは見慣れない私鉄の車両だったようだ。
で、その電車の窓から見える家々の窓は、それはシアワセの風景だった。なぜシアワセかというと、そこが異界だからである。キミ、異界たるもの極楽でなきゃ嘘だよ?
まあそれだけなら子供の意味不明な思い込みなのだが、さらに意味不明なことに、後に私はそのシアワセの原風景を実際に手に入れてみたのである。東横線沿線は高いので東急大井町線沿線になってしまったが、窓の下はすぐ線路。そこを走る銀色の電車。さらに踏み切り。ああ、これぞまさしく我がシアワセの原風景!
が、しかし。実際に住んでみると、電車の見える家とは至極当然のことながらとってもうるさい家なのだった。契約切れとともにとっとと引っ越したのは言うまでもない(爆笑)。
ちなみに異界神奈川県への道はもうひとつあって、それは首都高速を通るものであった。もはや言うまでもなく、首都高が見える家もシアワセの原風景となってしまっている。予算と都合が合えば、そのうち首都高の見える(とってもうるさい)部屋に引っ越すに違いない。懲りない奴。

30/09/1996 Mac用キーボードについて

先日のMac用キーボードについての疑問、早速情報が寄せられました。「AppleKeyboardII JIS」などの、「かな」「英字」キーのある機種が存在するのだそうです。なるほどなるほど。ただ、JISで規定されているのは文字・記号で、そういったキーは関係ないとか。ありがとうございました。
というわけで、本日でこのCoverGirlも終わり。次はまだ描いていないどころかお題さえ決めてません。ああ、これで今夜も眠れない。次といえば、10月のTrashCanはうちの師匠がゲストで書きます。おーい、予告したからねー。急いで書かないと駄目だよー。というわけで、乞うご期待。


とりあえず、仕切り直し(Archive)

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