Diary...日記、っぽいもの


CoverGirl No.19

04/12/1996 墜落な日々

「1日サボると自分でわかり、1週間サボると観客にわかる」というのはバレエのレッスンだったでしょうか。聞いたのがだいぶ昔なので正確なところは覚えておりませんが。さて、日記の場合は「1日サボると翌日もサボりたくなり、1週間サボると書くのをやめてもいいような気になってくる」というものであるようです。何だかすっかり書き方を忘れてしまいました。きっと読者の皆様にも伝わっていることでしょう。こんな私は舞台に立つ、いえ、日記を公開する資格がありません。それでは皆様、これにてさようなら。
じゃなくて。
何だかすっかりサボリぐせがついてしまったですよ。あんまりサボってばっかりいるんで、そろそろ皆様のBookmarkから削除されてしまったかもです(私ならとうに削除している頃だし)。堕落どころか墜落です。
墜落ついでに。今、物欲が叫んでるですよ。DECのDigital HiNote Ultra II LTS5150を買うと、これがすっぽりおさまるポケット(とは言わんか)がついたリュックがプレゼントされるという広告を見てしまったんですね。おお、こいつはナイス。いや、その、リュックが欲しいからパソコンが欲しいっていうんじゃなくて、もともとノートは欲しかったんです。本当だってば。
ボーナス商戦も始まりましたってことで、本当に12月になりましたねぇ。やれやれ。

05/12/1996 雨がざーざー降ってきて

でもおでかけだ(笑)。こんな天気でもおでかけだ。何しろテキは雨降りでもツーリングに行く人種なので、天気が云々言っても聞きゃしないのだ。ああ、よけいなこと言うんじゃなかった:-) どうも最近口がよけいな災いを呼んでいる。
どうも、日付と曜日の感覚が狂ってきている。忙しいというよりは、気が急いているだけなんだけど。

06/12/1996 あなたの写真

インターネットでの個人情報公開に関して、CopyrightMLで盛り上がっていた。
子供の情報公開について、Kidnapの危険を鑑みてWebなどへの掲載を控えるという発想は、まだ日本にはないだろう(幸いにして、というべきだろうね)。なるほどなあ、と思ったですよ。海外のホームページに「家族の写真を掲載しただけのもの」というのがほとんどないのは、意外にそんなことも関係しているのかもしれない。面白いとかつまらないとかいう以前に、誰でもアクセスできるところに家族の情報を置くなんてとんでもないという感覚なのかもしれないね。
そうじゃないにしても、女性のホームページなんかに自分の写真を掲載しているのもよく見かけるけど、あれもどうだろう? そういうページに大抵付随している日記なんかを連続して読んでいると行動範囲もある程度推測できるし、結構危なかったりするんじゃないだろうか。日本の場合、子供が誘拐される確率より女性が痴漢、それも電車にいるようなのじゃなくてもっとヤバい痴漢に遭う確率のほうが圧倒的に高そうなんだけど。雑誌の無断掲載にめくじらたててる場合じゃないって気がしないでもなくなってきたなぁ。

09/12/1996 Netscapeの鍵を見た

私のホームページはここRIMNETのサーバに置かれているが、実際に普段使用しているのはBEKKOAMEである。ひところ遅いプロバイダの代表のように言われていたが、実際はそうでもない。ただちょっとトラブルが多くて、つながらないことがたまにあるが、そういうときはそれこそRIMNETを使えばよい。
そんなわけで、一時は契約更新をやめようと思っていたBEKKOAMEだが、そのまま使い続けようかなと考えるようになった。同じくBEKKOAMEを利用している人に聞くと、時期になるとその旨メールが来るのだという。そろそろ1年になるので、今までメールアドレスとしてはほとんど使っていなかったのでロクに見ていなかったBEKKOAMEのメールを、マメにチェックするようにしていた。が、さっぱりメールが来ない。来ない。来ない。……来た!
と思ったら、それは「Web上で住所・電話番号の変更ができるようになりました」というお知らせメールだった。おお、Web上でとな。この手の情報のやりとりを暗号化せずにやるはずはないから、コマースサーバを使っているはずだ。もしかすると、NetscapeNavigatorの「鍵」ができるところを見られるかも知れない! オンラインショッピングなんかやろうと考えたこともなかったので(書店で探すのが大変そうな書籍なんかはたまにNIFTYのクロネコヤマトを使うこともあるけど)、これまで鍵を見る機会がなかったのよー。
いそいそとアクセスしてみると予想通り、鍵ができた。おをををを。これぞまさしくNetscapeコマースサーバ! よしよし。今後鍵の画面が必要になったら、ここを使うことにしよう。
……ところで、契約更新のお知らせメールはまだかいな?

10/12/1996 アナタの立場、ワタシの立場

いわゆるデザイナーの方々からHTMLエディタおよびブラウザに関する話をしているのを少し読んだ。「ブラウザによって見え方が違うのをどうにかしてほしい」って、違うのが当然なんだってば。いや、気持ちはわかるんだけどね(笑)。HTMLの特性を正しく説明しないまま、Webページのデザインをエディトリアルデザイナーやグラフィックデザイナーに任せたら、こういう感想が出てきて当然。
さて、同時にUNIXユーザーの方々が中心になってHTMLエディタおよびにブラウザに関する話をしているのも少し読んだ。「タグは論理的な意味を持っているから、短いタグでもそのテキストに関する付帯情報を盛り込める」って、まったくもってその通り。でも、ユーザーがソースを見ないとその情報がわからないんじゃ、何のためにブラウザがあるんだかわからないと思うんですよ。たとえば「こいつは書名なんだぜ」という意味を持たせたくてせっかく<CITE>タグを使っても、ブラウザでみる限りは<I>タグ同様単なる斜体で表示される(Netscapeの場合)から、ソースを見ないかぎり、書名だと明示したのだとはわからない。整形して表示するだけのNetscapeNavigatorやMosaicを使っているかぎりは、論理タグも物理タグも違いはないのだ(Lynxとかはどうなんだろ?)。
規格やソフトウェアを作る人間と、それを使う人間の意思の疎通って、もしかしてまったくないんじゃないだろうか。ことHTMLに関しては、最近とみにそう思うですよ。
余談ですが。論理タグの情報って、どうしてこうブラウザに無視されているんでしょ? <H1>〜<H6>で指定された見出しを拾って、別ウィンドウにして目次みたいに表示してくれて、クリックするとそこにジャンプするとか(人間様がせこせこメニューを作っておくなんざ間違ってる!)、アドレスとか言って検索すると<ADDRESS>タグで囲まれた部分にジャンプするとか、そういう機能を持つブラウザがあったら便利だし、見栄えがコントロールできないとお嘆きの皆様にもHTMLがページマークアップ言語であってDTPとは本質的に違うのだということをちったぁ認識していただけるんでないかと思うんですけどね。そういうブラウザをご存じの方、ぜひご教示を。え、お前が作れ? 開発ツール一式をプレゼントしてくれて、さらに3年くらい待っていただければね:-)


とりあえず、仕切り直し(Archive)

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