とりあえず、仕切り直し


03/03/1997 1周年記念日まではあと3年

おかげさまをもちまして、この日記も1周年を迎えることができました。何とまあ、これまで日記をつけた中では最長記録。ことほど左様に、私は強制する力(公開しちゃったし、とか、締め切りだし、とか)がないと指1本だって動かさない人間でございます。昨年の2月29日に始めたので、記念日がやってくるまではあと3年かかりますけどね。それまで続くのかコレ。
日記のタイトル変えました。「日記、っぽいもの」っていうのはいくら何でも馬鹿っぽいです。でもって変えたのが「とりあえず、仕切り直し」です。これも充分馬鹿っぽいような気もしますが、まァいいや。どうせ1年経ったら変えるし。ついでに、CoverGirlを追放しました。わはは。背景色指定もやめました。わははは。i18n準拠……にしたつもりなんだけど。なんか、結果的にこのページだけ妙に地味になってしまった。
そんなわけで、気が向いたら他のページも見てやってください。こっちはHTML3.2準拠なんで、それなりに彩りがあ(ることもたまにはあ)ります。

余談ですが、日経WinPCをめくっていたら日経BP社からもNTの雑誌が創刊されるそうな。例によって書店販売はナシだけど、これでIDGもうかうかしてられなくなるな。わはははは。

04/03/1997 ことほど左様に

わりとよく使う「ことほど左様に」。実際、昨日の日記でも使っていたりする。が、フト考えてみると、これっていったいどういう意味なんだろう? 「ことほど」はまあどうでもいいとして、「左様に」。そのまんま受け取ると「左の様に」なんだけど、縦書きだと前の文は右側にあるはず。「右様」じゃないのか? でも「さようでございます」なんて会話でも使うしねぇ。とか考えていたら、三省堂現代国語辞典(三省堂ワードハンター)を見るとこの「さよう」は「然様」なのね、「左様」じゃなくて。「左様」なんて載っていないんですけど。もともと収録語数の多い辞書じゃないから、もうちょっとまともな辞書を見なきゃだめか。
……もしかして、「左様」って単なる誤用?

05/03/1997 メーラ

諸般の事情により、どんなメーラを使っている人がいるかちょっと調べてみたくなった。手近なところで、自分あてに来たメール、ちょうど来ていたメーリングリストのメールヘッダからX-Mailerの部分をgrepで抜き出してみたわけだ。そうしたらMozillaとEudoraがほとんど。Mozillaが多くなるのは、まあ、考えてみればWebページを見てメールをくれる人が多いんだから無理もない。もうちょっと、メーリングリストのほうをためて調べてみないとだめだなぁ。ここでアンケート、とやってもいいけど、このページを見にくる人より複数ジャンルのメーリングリストのメールを1週間ためて調べたほうが賢いだろうな、やっぱり。

06/03/1997 ラーメン

昼食は、打ち合わせに出たついでに社長のおごりでラーメンであった。
……まずかった。
別にここにかぎったことでなく、外で食べるラーメンをおいしいと思ったことはあまりない。ラーメン屋って結構あるから手軽なのかと思ってたけど、実は難しい料理なんだなーとのんきに考えていたわけだ。
で、フト今日気付いた。もしかして、単に私はあまりラーメンが好きでないだけなのか?
やれやれ。馬鹿だなまったく。

07/03/1997 ディスプレイの中の建造物

CD-ROMレビューの仕事、あっちへ行ったりこっちへ行ったりした結果、私のところへ戻ってきてしまった。社長、はやく“居着く”新人を入れてくれェ。仕事もロクに覚えないうちに辞めちゃう人じゃなくってさぁ。
さて、「GADGET 完全版」のデモCD-ROMが送られてきていたんだが、しばらく馬鹿にして見なかった。最初に出たときにノックアウトされたんだけど、あんまり同じネタを使いまわしてるんで興ざめしたわけだ。が、机の上を片付けていたら出てきたんでちょっと見てみたら、ああっ、グラフィックがすごく綺麗になってるっ。
建造物が3Dで描き込まれた色調暗めのグラフィックには、私は非常にヨワイ。TVでFF VIIのCMが流れたときには、プレイステーションの購入を本気で考えたくらいだ。
そうか、GADGET完全版は4月4日発売か。オープンプライス……い、いかん。ワタシはこんなもの見たいわけでは(笑)。

10/03/1997 それは先生

ラジオのニュースを聞いていたら、「君の名は」のプロデューサーだか何だかをやった大庭某氏(きちんとした名前は失念)が亡くなったというのがあった。短大で映画論だか何だったかを教えていた先生だ。確か、私が卒業した年だかに引退したはず。享年87歳だそうで、ということは当時80だか79歳だかで教壇に立っていたわけか? 大したもんだなや。私はその授業とっていなかったんで、よくわかんないけど。
もうひとつ。書店で「文法詳解平家物語精釈」(中道館刊)という参考書を見つけた。著者が秋末一郎氏で、こちらは高校の校長だった。この先生も、私の卒業の年に定年だったかで校長を辞めたはずだ。
だからどうだというほどのことでもないんだけどね。とりあえず、平家物語の全文が掲載されていたから買ってしまった。ヒマを見て入力しつつ、アヤシゲなコンテンツの企画でも考えるつもり。

12/03/1997 不味い店

いつまで経ってもWWWサーバ構築の話の続きを書かない師匠だが、こやつにはお気に入りのお好み焼き屋がある。この店がまずい。ことのほかまずい。キャベツを細かくしすぎていて、なんだか水っぽいのだ。ポイントは師匠もうまいとはつゆほども思っていないことで、「まずいお好み焼き食いに行こうぜー」と言って人を誘うわけだ。ちなみにこの店、いつ見ても常連しかいないんだが、どうやら彼らもうまいと思って来ているわけではないらしい。師匠はマスターに「そんなにキャベツきざんじゃダメだよー」とカウンターで忠告する常連の存在を確認している。味からいえばいつつぶれても不思議はないような店なんだが、どうした加減だか固定客がついて存続しているその理由は、マスターおよび奥さんの大変に親しみやすく、かつ温かい人柄にあると思われる。
そういえば先日もこの店に行ったのだが、そこで「そばめし」なるものを食べた。それは、細かく切った焼きそばにご飯が混じったものであった。神戸下町の食べ物だそうだが、はたしてこの店だからまずいのか、そもそも「そばめし」なるものが関東人である私に馴染みがなく、したがって口に合わないのかは定かではない。
とりあえず、第二京浜戸越近辺に来たときはお立ち寄りを。店はこぢんまりとしていてきれいです。人柄の良いマスター夫婦と***なお好み焼きがお待ちしております。店の名前? やっぱここは秘密でしょ(笑)。

13/03/1997 キーボードなんて

ひさびさにCD-ROMタイトルのリリースを大量にながめたわけだが、子供向けエデュテインメント(って言葉も最近はあまり使われなくなったみたいだべな)の売り文句に「マウスで簡単操作」ってのがいまだにはばをきかせてるんだな。あー、まだそんなこと言ってんの? どうせ子供に使わせるんなら、キーボードどんどん使わせて慣らさなきゃ。キーボードアレルギーの人間を再生産してどうする。子供にキーボード操作が難しいなんてことはないよ。だって3歳の子供に鉛筆や箸の持ち方を教えるし、ピアノだって習わせるでしょうが。
音声入力とか、操作ならともかく文書入力にはむいていないと思うんだなぁ。人間が言葉を使うかぎり、コンピュータでハンドリングするものの中心は文書だから、文書入力にむいたものを使うほうがいい。だいたいキーボードって、そんなに悪いインタフェースか? コンピュータが発祥だと(だいたいキーボードはコンピュータ発祥じゃないけどさ)何でも「特殊な技能を持った技術者が一般人のことを考えずに作った、人にやさしくない」ものか? ある程度歳がいった人が新しいものを習得するのが難しいのは仕方がないけどさ、頭のやわらかい子供までそれと同じように扱うこともないじゃん。
私ゃ、キーボードなんかより箸や鉛筆のほうがよほど難しいと思うんだけど。キーの位置を覚えたら後は押すだけっていう簡単操作:-)のキーボードなんかより、箸のほうがよほど複雑な技術を要求されてないか? 大抵の人が箸や鉛筆を使うことができるのは、それが簡単だからではなく「練習して習得したから」でしょ。
……エデュテインメントタイトルに関していえば、ま、彼らの唯一の道具であるdirectorだと基本的にクリックしてイベントを起こすタイプのものしか作れないからってのもあるだろうけどね。

14/03/1997 キャディ方式にかぎる

小学館から「大辞泉」のCD-ROM版が出るそうな。ほ、欲しい。
が、しかし、現在の「三省堂ワードハンター」もなかなか捨てがたいものがある。収録されている語数と内容にはあからさまに不満があるが、国語・英和・和英・用字用語・手紙辞典その他が1枚になっていて、いちいちCD-ROMを入れ替えずにすむのがナイスだ。「大辞泉」を使うとすると、他に最低でも英和・和英がほしいから入れ替えて使わないといけないしなぁ。どうせならマトモな英和・和英に替えたいけど、なんでCD-ROM辞書ってあんなに高いんだろう。それは部数が出ないから。いやわかっちゃいるんだけど。
さて、こういうふうにCD-ROMをひんぱんに入れ替えて使いたい場合、CD-ROMドライブはキャディ方式が大変ヨロシイ。今時はめったにみかけないが、

  1. キャディに入れたまま放っておいてもCD-ROMに傷がつかないので、
  2. いちいちケースから出し入れする必要もなく、
  3. キャディごと机上に放っておき必要に応じてポイとドライブに挿入
なんていう、CD-ROM辞書を常時何枚か切り替えて使うのには非常に向いていたりする方式なのだ。どっかに転がってないかな。
3連装とか6連装のドライブも松下あたりから昔出ていたが、これもあっという間にすたれたしなぁ。ソフトウェアのインストールのとき以外にもCD-ROMドライブを使っている人って、実はあまりいないのかなぁ。
フト思ったが、1GBほどの辞書専用ハードディスクを用意して、そこに使う辞書をまるごとコピーして使うっていう手もあるか。なんか、ムナシイ……。


とりあえず、仕切り直し(Archive)

Suggestions, Comments, etc...send e-mail to <shiomi@skh.flop.jp>.
Copyright(C)1997 SHIOMI Keiko, All rights reserved.