とりあえず、仕切り直し


16/05/1997 私信

今回の更新は、おこのみ材料倉庫へのデータ追加のみ。あそこの作りもそろそろ考え直さなきゃいかんな。
師匠がOCNについて書く気になったらしい。それはいいけど、WWWサーバの作り方はどうしたんだー。うかうかしている間に、fnode!の作者がサポートを止めると宣言してしまったらしいぞ、どうするんだ。元来はfnode!の使い方のはずだったのに。
ああ、毎日蒸し暑いのコトね。

19/05/1997 Mistake≠Miss

しょーもないもないミス、発見。ショック。この仕事でこんなミスを見逃すたぁ。うおぉぉ。 自分の直接担当じゃないところはロクに見ないというスタンスは、そろそろ変えないといかんな。まあいいや、とっととカバーする。
ここのところ、続けて夫婦別姓の話が出ている。見たところ、

っていう理由があるようだ。
愛着っていうのはもっとも理解しがたい理由で、これまでせいぜい30年かそこら使ってきたといったって、フツーは結婚してから先のほうが長いもんだしね。一時の感傷にすぎないんでないの? 姓が変わって20年や30年経ってみな、今度はそっちに愛着がわくから。
家制度の批判や個人主義云々を言うなら、姓=氏=家名なんてそれこそどう変わろうがどーだっていいんじゃないのと思うんだけどね。結婚前の姓だって家制度に基づいて付いたものには変わりあるまいよ。姓なんかまとめてなくしちまえっていうのなら理屈はわかるんだけど。
男女平等という話なら、制度としては現状で何も問題はない。「入籍に際しては妻となる女性の姓を夫となる男性の姓に変えるべし」という条文があるとは、寡聞にして知らないからだ。制度としては平等じゃないさ。あとは慣習と意識の問題でがしょ。もっとも、意識を変えるためにまずは制度から、っていうことなら、確かにそういう手段もアリだ。
言われて一番納得する理由は、名前が変わると何かと面倒が多い、ってことかな。そりゃ確かにそうだ。新しい名前を認知してもらうのはそれなりに大変だし。ワタシなんざ、いまだに「.Too」を「いずみや」とか考えちゃうしな。そりゃまた別か。
どんなことであれ、選択肢が増えるのは多分いいことだと思うんだけどね(だから別姓に「しなければならない」ということになれば意見は保留)。だもんで自分としては賛成なんだが、賛成する人達の意見は理解できないのだ。

26/05/1997 コーメイトーの母

ここ数日サボって、私は何をしていたか? 実はポケモンなどやっていたのである。あれ、一体どういうエンディングを目指せばいいんだ? そもそもエンディングなんてないのか? 中古品のもらいものをさらに譲り受けたものだから、よくわからんのよ。どっかにヘルプはないのか? ファミコン雑誌とか読めばいいのかなぁ。
さて、昨日。ワタクシが不幸な休日出勤を早々に切り上げて家路についたときのことだ。家のすぐ手前で信号待ちしていたら、見るからに普通のおばさん然とした普通のおばさんが私に話しかけたと思っていただきたい。
「あの、奥様」
私ゃ、奥さんじゃないぞ。まあ、この手のことはいちいち訂正しても仕方ないので、ハァと返したら、そのおばさんは言ったもんだ。
「コーメイトーを、よろしくお願いいたしますね」
「……ハ?」
ちょうどそのとき信号が青に変わったので、足が条件反射で自転車のペダルを踏もうとする。気配を察したおばさんが、あ、いらっしゃいますか、それではと遠慮深く引き下がろうとするのを、ああ、いえ何でしょうかと聞き返す。そりゃそうだ。道か何かを聞かれたのを、聞き違えたと思ったからね。それ以外の何ものも思いつくわけがない。
「いえその、コーメイトーをお願いいたしますね」
おばさんは繰り返す。コーメイトー。コーメイトー。何だそりゃ? コーメイトー……。
公明党か!
あっけにとられてハァナルホドと生返事をしている間に、おばさんはいずこともなく消え去っていたことだよ。
そりゃあーた、日曜昼下がりの住宅街で突然呼び止められて、何をトチ狂ったか不出来な息子と結婚してくれるという女に向かって母親が「息子をよろしくお願いいたしますね」というような控えめかつ申し訳なさそうかつ品の良い口調で言われたら、その“不出来な息子”が公明党のことだとはフツー連想できませんがな。うーん。コーメイトー侮りがたし。

27/05/1997 的確泥棒

会社の人がやっている会社に、ドロボーが入った。
盗まれたものが、Macintosh LC630(笑)とTAを2つ、ナナオと三菱のディスプレイおよびケーブル類。なかなか狙いどころが的確だ(笑)。除くLC630。Pentium 200MHzなんかが入ったPC/AT互換機もあったのに、何だっていまさら中古で売っても大した金額にならないもの盗っていくかな? PC/AT互換機は外見からじゃ中身がわからないって、電源入れてみりゃわかるじゃんよ。そもそも、そんなたかの知れた小さい会社狙うかねー。五反田っていえば、ネットワーク機器のメーカーとか、高い機器がそろっていそうな会社がそばにいくらでもあるのに。

28/05/1997 テクニカル締め切りのばし

しめきりは一昨日だ。が、まだ半分しかできていない。とりあえずこれを電子メールで送って時間をかせごう。
さて、そういうときである。半分しかできていない原稿でもって、可能なかぎり締め切りをひきのばすにはどうするか。テキがWindowsユーザーならおもむろにMacバイナリを付けたファイルを送ってしまうというのもよい。テキがMacユーザーなら……うーんどうしよう。「知っていればちゃんと内容が見られる」というのがコンセプト(向こうに手間かけてもらって時間かせぎをするのが目的なのに、そもそも見ようがないものではすぐに電話がかかってきてオシマイである)だから、ディレクトリ付きLZH形式というのは不許可だしな。
というわけで、パソコンユーザー向け時間かせぎ手段としては、tar+gzipというのがよいのではないかという結論に達したわけだ。我々はインターネットは「使えてアタリマエ」だから、インターネットではちゃんと使われている形式だというあたりもポイントが高い。見られないのを相手のせいにできるからね。さらにメーラの添付ファイルとしてではなく手動でuuencodeして(最近の高性能なメーラは添付ファイルじゃ勝手にdecodeしてくれちゃうから)、テキストエディタで複数に分割し、NIFTY-Serve宛にテキストメールとして送ってしまうと完璧かもしれないが、これじゃあからさまに時間かせぎだからさすがにこれはやめておこう。さて、まるで全部入っていますよとばかりに何の解説もなしに送って、っと。
……努力せず、周囲に聞くより先に、あっさり電話してくるんじゃねェオロカモノ。まあでも、「んじゃLHAで圧縮しなおして送りますねー。すいません、今手がはなせないんでちょっとかかると思いますけど」ってなもんで半日かせいでしのいだけどな。
あ、ちなみに私を相手にする場合はこんな小細工は不要。昔この手のは鍛えられたから、小細工しても簡単に何とかしちゃうし。そんなことせずに、えいやと一太郎なりWordなりメジャーなアプリケーションを起ち上げ、独自形式のファイルを送りつけてやればいいのだ。そうすると、私は一体これは何のファイルぞとしばらく悩み、拡張子からアプリケーションを割り出すのに半日かけ、しかるのちに「むっきー」などとわめきつつ該当するアプリケーションをインストールし、テキストにコンバートし、内容そっちのけでそのアプリケーションをキレイさっぱりアンインストールすることに半日費やすもんね。ほーら、これで締め切りが1日のびますぜ。ま、このページを読んでいる被取り立て人はいないんだけどね:-)

30/05/1997 残金107円

夜10時。銀行に行き忘れたことに、気づいた。
財布に入っているのは107円。缶ジュース1つ買えない。あうぅ。お夕飯、まだ食べてないのに〜。冷蔵庫にはニンジンのしっぽ一切れさえ入っていないのに〜。何も食べるものがなーい!
空腹で錯乱しかけたワタシの頭に、天啓がひらめいた。そうだ。いよいよお金がなくなったときのためにとっておいたアレがあるじゃないか。こんなこともあろうかと抽斗の奥にしまっておいたもらいもの……
高島屋の商品券
……今何時だと思っておるのだワタシはーッ!!
ううっううっ。ひもじいよぅ。おなかすいたよーぅ。もう寝るしかない……。
というわけで、ワタシは昨夜非常に不幸だったのである。食べるものがないって、みじめで嫌だよね。


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