ロシア民謡は労働歌に最適だ。
ってなわけで。「ボルガの舟歌」やら「収穫の歌」やらを聴きながらやすりがけの日々です、エイコーラ。だって、いろいろかけてみたけどこれが一番気分のノリが良かったんだってばホントに。
デフォルト状態をきっちり撮影して(ええ写真を出したいですよ見せびらかしたいですよわたしだって)、バラして作業に入りました。や、難関なのかと思っていたドールアイ交換がえッらい楽でねー。パテがほとんど硬化してなかったので。デザインナイフでちょっといじっただけでぽろっと行きました。一方で意外と根性あるのがデフォルトメイク。半分以上残っていた除光液が見事に空になって、まだ落としきれてません。口元とか。途中でこっちの根性がつきて、別作業に移行中。パーティングライン消しですけどね。いやこれがまた大変で。里帰りパーティグライン消しコース5,000円の理由がよくわかった。つーかコレ、時給換算すれば安いほうだと思う。あのシャレにならん価格のSDなんぞ複数持っているヒトってのは何者かと思ってましたが、選ばれし真の勇者ですよ。出費もさることながらこんな作業をよくもまあ何度も。わたしゃ街の入り口で街の名前を繰り返す市民Aでいいです。二度はやりたくねェ。
とりあえずボディおよび脚と足まで終了。洗って干してあります。ワイヤーで各パーツを吊って干しているその光景は猟奇というよりむしろシュール。思わず写真撮っちゃいましたよ。そういえば外したドールアイもフェイクパールなんかと一緒にガラス瓶に放り込んであってなかなか耽美です。瓶が小岩井純良バターの空き瓶だってあたりの半端な生活感が、耽美に要らんリアリティを与えております。こっちも思わず写真を撮ってしまったくらいで。
あんまり同じことをやっているとあきるので、手の作業はこっちの塗装を終えてから。手は指切開という最難関もあるので、まあ今週末かな。
テレビの字幕と音声から下品な言葉を消すシステム。罵倒語なんかの音声を消し、字幕ではXに置換する。「ラピエール氏とジー社長は、プロテクTV機器のおかげで、息子たちは以前よりもかえって広範に映画や番組を見られるようになったと言う。2人とも、息子たちはお気に入りの番組に『X』が出て来たり音声が消える箇所があったりしても気にしていないようだと言う」「装置のスイッチが入っていてもたいていは気づいてすらいない」……ふーん。Hey, guys! 台詞の一部が抜け落ちていても気づかないような、そんな雑な感性の子供を持つことが嬉しくて誇らしいのかい?
どんなナンセンスアニメだって何の脈絡もなくばかだのまぬけだの言ってるわけじゃない、罵倒語を発するからには罵倒するシーンなわけで、言葉だけ排除したってしょうがないんじゃないの。排除するならシーンごとどうぞ。そうそう、伏字になってるとかえって想像力を刺激するからね。案外、子供はそれで楽しんでるのかもよ? どういう方向にしろ望んだとおりになんか育たないものサ。
復刊ドットコムの大和真也特集。こればっかりはねー……。実家の書物を整理すれば全部出てくると思うけど。この人の本は復刊しても意味ないと思う。いや、持っているからというんでなしに。どれも未完のうえ作者休業中なんだもん。新規の読者を獲得できない。シリーズを途中で投げ出すタイプの作家に復帰してもらいたいとも思わないし(この人は完結させたシリーズが1つもなかったはず)。仮に復帰したとしても、少なくともジュゼシリーズの続きはもう書けないと思う。今となってはディティールに無理がありすぎる。
昨日今日と、やはり労働歌を聴きながら、塗装とやすりがけ。今度はソビエト赤軍合唱団のCDで。やすりがけが終わっている分を一度Mr.SUPER CLEARで塗装して、乾燥を待っている間に腕のパーティングライン消しだ。あまり大きな段差はなかったのでわりあい楽にさくさくと。ついでに顔のメイク落としを再度、さらにフィニッシングペーパー800番でやすりがけ(ちなみにほかのパーツは、デザインナイフで削り→400番→600番→800番。ちと荒めの仕上げかもしれないが、胡粉風の質感になったのでこれはこれでよしとする)。太腿の一部に液垂れが発生してしまったので、乾いてから800番で該当箇所を削って再度洗って干す。まあ、どうせあと二度は塗装するつもりだし。
で、手だ。指切開だ。手パーツの指部分がくっついて水かき状態なので、これを切り離す作業。別にやらなくたっていいんだが。足はディティールを消すのがコワイからとパーティングラインが多少残った状態であきらめたというのに、もっとリスキーな指切開には果敢に挑むわたしの手フェチぶりに震撼せよって感じだ。……おお、やればできるじゃないか。とりあえず左手の切開完了。多少削りに慣れたってこともあるかもしれない。ちょーっと人間の手も切開してしまったが、大丈夫、流血にまで至った傷は2ヵ所だけだ。パーツに付いた血も水拭きで簡単に落ちる。
今朝は出掛けにもう一度塗装。帰ったら胸にだけ薄く人間用頬紅で彩色して最後の塗装。あんまり生っぽくするのもなんだなーと思ったので。特に男性なんかはかなり色入れてるみたいだけど(や、なんていうか、男ってのも大変な生き物だよね(苦笑))。でもって右手の指切開だ。やはり人間の手も切開してしまったが完了。なお、流血にまで至った傷もやはり2ヵ所。
同じことをやっているとあきるのでメイクのテストなど。眉は色鉛筆。デフォルト眉を落とす前に何ヵ所かデザインナイフでキズを付けてガイドに残しておいたので、それに沿って描いてみる。あとは人間用頬紅とアイシャドウなど。唇はマニキュアで。でもってドールアイをあてる。……悪くないじゃん。どうなることかと思ってたけど。気がすんだので除光液で落とす。あとは手にやすりがけ、600番と800番のみ。腕と手と頭部とまとめて洗って干す。明日一杯はどっちも乾燥かな。
とにかくさ……とっとと終わらせて物干しを空けないとさ……人間の洗濯物を干す場所がなくて困るんだよ……。
先週末から今日にかけていろいろ記録すべきことは多いものの、ホンットーに疲れたので一言だけ。作業終わりました。サーシャ、そこで自立してます。いやもうテンションゴム引きがさ……。その力仕事っぷりの凄まじさをうかがわせるエピソードをひとつ。
作業中に、鉗子の溶接部分がパッキリ逝きました。
そういうわけだから、サカジさんもがんばってね(はぁと)。←……この女、自分が終わったからって。
そんなわけで先週末からの記録。
土曜日は乾燥日とし、久々に外に出る。でも行き先が各地花街だったりするあたりがアレだ。秋葉原、新宿、新宿アルタ、池袋でちょうど山手線一周。渋谷は、ほら、この間行ったばかりなので。いやあ秋葉原はすごかったよ。笑っちゃった、他の売り場と空気が違うんだもん。比喩ではなく文字どおりに臭いが違うの。SD売り場を離れたとたんに秋葉原ではお馴染みのあの臭気が。ついでにホビーロビーものぞいてみたりして。ペンギン(のフィギュア付き菓子)かー。イイエ手は出しませんとも。集めてコロニーを作ろうって、確かに映えるけど……全種類そろえるだけじゃ足りなくなるわけね。血も涙もねェな海洋堂。ところでわたしは海洋堂もMHやファティマのガレージキットを作っている会社だと(以下略)
ところで何を探しに行ったのかというと、ウィッグとドールアイと靴。どうも、デフォルトのサラ記号であるところのライトブロンドとヴァイオレットの目が意外なほどツボ入っちゃったらしくて選択に苦慮する。これを外すと他の3人との差別化ができないのだ。ウィッグは欲しいと思っていたロングストレートとソバージュ、どちらもライトブロンド(カタログ上はアイボリー)がない。デフォルトは扱いにくいけど可愛くて好きなので今回は見送り。予約もできるらしいけど、取り寄せになるのか、いつ入荷されるかわからないけど入ってきたら取り置きなのか。今度確認しておこう。ドールアイはもっと深刻で、以前は惹かれたドイツ製グラスアイのグレイグリーンやグレイにまるっきり呼ばれなくなってしまった。あとはブルー系とヘイゼル系が主流で、ヴァイオレットってないんだよね。各種Webショップも事情は同じ。これも今回は見送り。グラスチックアイも捨てたもんじゃないし。
でもって靴。これはデフォルトがあるわけじゃないし作れないので見送れない。白のエナメルストラップシューズ(700円)を買いましたよ。帰宅して足パーツにはかせてみると、おおサイズが全然合ってない。1cm近くあまってる。ラインも変。どうもこのへんの安価な靴って輸入品らしいのですね。はかせた状態の商品写真を掲載してる海外のWebショップMonique Trading Corp.を見て納得した。SDに流用しようってほうが間違ってるって。足のラインが全然違う。ドールズ・パーティあたりでアマチュアディーラーに貢ぐ覚悟を決めました。いくら安くてもこれじゃあ、ねぇ。
帰ったら足パーツの爪にマニキュア。これで胴・脚・足の塗装は終了。頭・腕・手に1回目の塗装。
翌日はビル停電のため、会社にサーバを落としに行かねばならぬ。朝の9時から。頭・腕・手に2回目の塗装をしてから出かける。サーバを落としてしばらく外でだらだらする。停電が終わるのが午後で、そうしたら起動しに行かにゃならんのよ。まあぐるぐるして買い物して帰る。帰ったら腕・手・頭頂部に最後の塗装。でもって顔を描く。この前テストしているのでほぼそのまま。でも、ゴム手袋した状態で描くのはなかなか大変。終わったらこれも最後の塗装。それから胴・脚・足を組む。デフォルトのテンションゴムを2、3センチだけ短くして目一杯引っ張ったら……余裕で自立するじゃないか。足をそろえた状態で一晩立ってたよ。でもゴムが10数センチあまってるので、後で切ってやり直すことに決定。作業に使ったのが人間の右手(メイン作業)・左手(補助作業)・鉗子(テンションゴム固定)、それに人間の左足(ドール固定)。ここまでゴム手袋やら何やらした丁寧な扱いは何だったんだって感じで足蹴にしつつテンションゴムを引く。いや、風呂入って洗濯したての靴下にはきかえてからやりましたよ一応は。
さて21日。頭頂部にウィッグすべり止めの液体ゴムを、手パーツの爪にマニキュアを塗って出社。日赤に拉致される(後述)。
帰ったらまず予約録画しておいたビデオを見る。いや、ほら、始まったじゃないですか新番組。→http://www.rahxephon.com/。悪かったな行動パターンがわかりやすくて。フォルテシモの頭部形状にちょっと苦笑する……ちょうど似たようなのがそこに干してあるんですけど。
で、仕上げだ。睫を付ける。付け睫。付属の専用糊でやろうとしてつまずく。扱いにくーい! 木工用ボンドに変更。黒の付け睫を買ったのは失敗だった。眉とかほとんど金色だもんな。ここだけ黒はマヌケだ。今度薄い色のを探そう。乾燥させている間に組み上げ。昨夜組んだものをバラしてテンションゴムをさらに10cmほど短くする。それで腕付きで組んでみる。ちゃんと自立できるけどまだゴムが余ってる。そろそろボンドが乾くのでドールアイを瞳パテで固定。ついに仕上げだが、ここまで来て妥協してもしょうがない。またバラしてテンションゴムを切る。……うわ、切り過ぎたか。頭頂部までSカンが届かない。とにかく引っぱる。鉗子が壊れてさらにやっかいな状況に。死ぬ気で引っぱる……届いた!
立たせてみると、さすがに頭と腕で重くなっただけ不安定に。ウィッグ、服と要素が増えるとさらに不安定に。一度バランスをとって立たせて放置しておく分にはずっと自立してるけどね。触ると倒れる。これ以上の安定を望むなら関節にもすべり止め処理が必要でしょう。ま、今回はこれで充分です。
購入してからちょうど1ヵ月ですな。データは以下のとおり。
以上、自分で後の参考にするための記録なので長いですが、っつーか、ここまで読んだヒトっているの? :-)
わたし(の血漿と血小板)を待ってる人がいる。
ってなわけで。「日赤に拉致される」などと不穏当な表現をした上、後述するつもりですっかり忘れていた月曜日の出来事だが、要するに急遽依頼が来て献血に行っただけである。HLA適合で予定していたどこかの誰かさんの都合が悪くなったらしく、何がなんでも今必要だとか電話が来て。歯医者? うん、ちょうど午前中に予約が入ってたんだけどね。もンのすごくめずらしいことに、行くのをキレイさっぱり忘れてて。3日以内に治療を受けてなければOKということで、行きましたサ会社を抜けて。
すでに社内でも有名です、わたし(の血)が日赤に狙われてることは。よほどめずらしい血液型だと誤解されている……。A型Rh+だってば。HLAの適合は数百人に1人、逆にいえばそうホイホイ適合する患者が出るわけもないのに継続して依頼が来るということは、長患いしている人がいるのかなぁ。どこかに。
調べてみたら、わたしから採れるホンットーにギリギリの限界まで採ったらしいな、あの看護婦さん(成分献血の献血量は体重を目安として300mlから600mlの間で決定する)。「nサイクル、行きますね?」、あのミョーに迫力のある笑顔と終了時の気の使いようと、いつもより血の気が引く感じがキツめだった理由がわかったよ……。多分いつもより100ml多かったんじゃないかな。次の献血時に問診表を確認してみよう(過去3回くらいの記録が残っている)。まあ、都合がつかなかった人が男性だったりした場合、一応女性であるわたしでは予定より少なめにしか採れないことになるだろうしね。事前に用意することができず必要になってから初めて探すなんていう、恐ろしく効率の悪い仕組みにならざるをえない献血をするといつも思うんだけどねぇ……クローンでもES細胞でも異種移植でもとっとと進めればいいのに。科学を使って生きのびると決めたんでしょ。いまさら倫理も何もあるものか。だいたい人間は、文明と心中することをとうの昔に選んだはずでしょや? それこそ初めて道具を手にしたときに。それともその程度のことにも無自覚なわけ?
SDに落ちて以来、わたしの辞書からは「自制心」という言葉が削除されたような気がします。ああっ、ナゼこんなところにシリコンアイ Water Sapphire 21mmがっ!? まあね……自分の服とかアクセサリーとか買うよりは安いわけだしね……。
ちなみに、シリコンアイは透明感と奥行きの表現ではグラスアイに負けると思いました。その意味で一番綺麗かつ仕上げの丁寧さでトップクラスだと思ったのが造形村のグラスアイ。価格もトップクラスだけど。ただし、グラスアイがどうしても色合いが単調になりがちなのに比べて、シリコンアイは非常に複雑な色合いが表現できているのがキモではないかと。ただし、シリコンだけにぷにぷにしているのでキズがかなりこわいかも。グラスアイならそう簡単にキズはつかないだろうし(落としたら割れるだろうけど)、グラスチックアイならコンパウンドで磨きゃすむんだけどねぇ……。半球状のぷにぷになので、粘着力の弱さでは定評ある瞳パテで固定するのも結構かなり大変。
扱っているショップは京都造形芸術資材、eyedia.comあたり。どちらもサンプル写真をアテにしてはいけない。このサンプル写真だけでこの価格の品物をオーダーしたのは、我ながらチャレンジャーだったよ:-) ←結果がアタリだったのでのんきなことを書けるけど、ハズしたら大変だよ。
これでしばらく落ち着く予定。……多分。
Rahxeponは2回目。「ヘミソフィア」は初めて聴きましたがまたとんでもなく歌いにくそうな曲を作ったな菅野よう子。これをナマで聴く機会はあるだろか。次は真綾ちゃんが無事卒業できることが決まってからのライブだろうが、そう何度も幸運はないよなぁ。それにしても……えーと。TVシリーズのロボットアニメなのに、こんなにツカミが悪くていいんだろか。←素直にイマイチだと言えんのか。←言えないだろよ……。