とりあえず、仕切り直し


02/10/2002 怖い話

先週末の話ですが、「千年女優」を見てまいりました。ホラーだなんてどこにも書いてなかったじゃないかー! 怖かったよーぅ。…………いや、あの。怖くなかったですか? あれ。ラストの台詞ひとつで一気にホラーになったような気が。震え上がりましたよわたしは。女は怖いぜまったく。どーでもいいけど、鈴置洋孝ってああいう胡散臭い二枚目をやらせたら天下一品ですね。

ダイヤモンドも作れる、驚きの遺灰加工法」。いや、ダイヤモンドとかならまあいいんだけどさ。絵画に塗りこめるって、「仙木の果実」(八房龍之介著、メディアワークス刊)のアレを連想してオソロシイなぁ……って、何? 「仙木の果実」ってもう絶版なの!? 今電撃大王で同じシリーズやってんのに絶版ってどういうことさー。いや持ってるからいいんだけどさー。

07/10/2002 charm

そこはかとなく電撃に貢いでいる今日この頃です。ブラなんとかこと「ブラックロッド」「ブラッドジャケット」「ブライトライツ・ホーリーランド」をまとめて買ってまとめて読む。ついでにBOOK OFFで「ソリッドファイター」を確保。さらに「タツモリ家の食卓」1〜3巻と「サムライレンズマン」までnetdirectにオーダーするという入れ込み具合。っていうかこれで全部だ古橋秀之作品。大丈夫かわたし。V7に魅了でもかけられたか。……かけられたような気がするな。思いっきり。いいじゃないか傷持ち、陰謀でも何でもあんな可愛い女の子に堕とされるのなら本望ってもんだ。

ののにワンカールスーパーロングのアイヴォリーかぶせて金茶の造形村グラスアイ入れたらヴァージニア・オーが作れるなーとかときめいちゃったよ……。やめんかわたし。そんな金はない。←あったらやるのか。←今の勢いならやりかねんよ。

08/10/2002 結局そこか

文庫1冊の印税50円。ってことは、7冊買っても作者本人に貢いだ金額は350円ぽっちってことか。やーすーいー。安い安い安いー。立ち食い蕎麦なら豪勢なのが食べられるって程度か。

まあ、もちろん、書籍1冊が書店に並ぶまで作者以外が関与する作業工程に価値を認めないというわけではない。つーか、そこを認めないとわたし自身が失職する。いや最近編集費を予算として計上しない版元なんてのがぽろぽろ出てきて食い詰め気味……いやいや、そんなことはどうでもよくてですね。

ライトノベルとしちゃ薄利多売でいくのが正しいんだろが。けどどう考えてもそんなに売れそうもない作風が……あわわ。最終的に商品として書籍を手にする読者としては安価であるにこしたことはないんだが、過ぎると製作者側が干上がるからなぁ。そうするとこっちとしても入手できなくなるし。じっと手を見る。あわ、愚痴がオチ。

15/10/2002 花嫁の父再び

「タツモリ家の食卓」他が到着したので読む……やっぱり売れそうもない。いや、面白いのよ。面白いんだけど! ミュウミュウに萌えたりしたんだけど! ……でも売れそうだとはトーテイ思えん。

年寄りになったら和服で人生を過ごすというのにアコガレているのだが、そんな年齢になってから急遽生活スタイルを変えるのも難儀であろうと、したがってやるなら若いうちからなんだ、が。

着付関係のムックなど入手して読んでいると、日常の和装が廃れた理由がよくわかるような気がする。着付けがややこしいとかいうことじゃないんですよ。あんなものは慣れなので。そういう問題でなく、もう価格設定から運用方法から日常的に着ることを前提にした商品になってないんだよな。洗濯しづらいのみならず、汚れ防止のための半襟を着るたびに針と糸持って縫い付けなさいときた。小物なんかも縫ったりすると便利ですよ……ってアナタ。しきたりとかもねぇ。5月までは袷を着ろその後は単だ夏は絽だそれが粋だとか。キミタチは馬鹿か。カレンダーに合わせて着替えなきゃならんのなら、そりゃもうただの非日常着だ。文字通りのハレ着ってやつだ。日常に着るものならさ、フツーは気温に合わせて着替えるだろ? 4月でも暑けりゃ薄着をするよ、普段着ならさ。つーか、賭けてもいいけど、和装が庶民レベルで日常だった頃はそんなタワケたこと言ってなかったと思うよ。冠婚葬祭と一部の趣味人を待つだけの業界じゃ、そりゃあ衰退して当然だろう。

それはサテオキ、然様な話を(いや、和装が廃れて当然とかそういう話じゃなく、和服を着ようかと思っている云々の話を)していたら、母親が言った。「あら、だったら成人式のときの振袖を着ればいいじゃない」……お母さん、いくら未婚とはいえ30過ぎて振袖は社会通念上問題があると思います。あれはそれこそ晴れ着なんだし。


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