Informationの自己紹介がとっても嘘つきになりつつある今日この頃です。編集の仕事なんかしたのっていつが最後だろうかと。しかもさっぱりコンピュータ関係じゃない。個人情報保護法(医療関係限定)の解説を書きあげるやいなや、身をひるがえして株式取引のマニュアルを書き、返す刀で花屋の販促ペーパーを書くという……それこそ頭に花が咲きそうですな。絵に描いて額縁を付けたような何でも屋というか、安いライターってのは、まあ。でもこのへんが旧来の(コンピュータ関係の)人脈から来る仕事だってのも面白い話かも。
それはサテオキ、会社の入っているビルで小火があったのだった。夕方頃、なんだか消防車の音がうるさいねぇとか話していたら、うるさいとかいうレベルではなくいやに近い。ドアを開けてみるとあからさまにきなくさい匂いがして、窓を開けて階下を見れば、わあホースを持った消防士さんがうちのビルに入ってくるよ。
ビルの内部ではなく隣のビルとの隙間に煙草の吸殻が大量に捨てられていて、その不始末ではないかとのこと。1階には部屋がなく2階の弊社が現場に一番近いので、消防士さんやら現場検証の警察の人やらがわらわら部屋に出たり入ったりであわただしく。本格的な放水が始まるようなら手の打ちようがないが停電くらいには備えようかなぁとサーバの電源を落としたり。自前のデータだけはバックアップを確保したり。避難したほうがよいか否か訊いてみたら「まあ大丈夫でしょう」。
いや、しかし、あれだ。「避難するほどでもないが燃えているのは自分の足元」くらいの半端な災難は、人をムダにハイにするね。これがもっと本格的な災難ならパニックになるなり逆に冷静になるなり、やりようもあるんだろうけど。ああ浮かれた。