とりあえず、仕切り直し


18/04/2005 問題はむしろ針痕

どうやら血が足りないらしいと風の噂に聞いて、フラフラと吸い寄せられるように献血ルームに行ってきた。内出血をやたらと心配されて塗り薬を押し付けられたりするのだが、あにはからんやならないんだよね内出血。もっと自分の腕に自信をもってくれ→某献血ルームの看護師さん。

映画の評判が大変悪かったので、手を出さずにいた「終戦のローレライ」を読み始めた。現在3巻冒頭まで。……しまった、ひっかかった。他はどうでもいいが、ローレライ・システムの起動シークェンスを何がなんでも映像で見たくなってしまった。←発射シークェンスとか発進シークェンスとかそういうの大好きだよねしおみさん←うるせェほっとけヤマトが好きで悪いかよちくしょう。

福井晴敏は、「川の深さは」「Twelve Y.O.」「亡国のイージス」の3作を読んだらもう充分、っていうか「亡国のイージス」だけ読んでおけばいいような気がしたんだよな。だってどれも「人生につまづいてくたびれかけた中年男が、がんばる青少年にほだされて漢を見せる」に要約できるんだもの。それに押井印の国防論と富野印のタチ悪い女性キャラクター、古今アニメーション・コミックのお約束燃えシチュエーションを惜しみなくどかんどかんとつぎ込むと福井晴敏になるというか。敵役は「逆襲のシャア」のシャアな。いや、だからダメだというんではなく、すごく面白いんだけど、何作も読む必要はないかなと。

そんなようなわけで文庫化されたにもかかわらず読んでいなかった「終戦のローレライ」は、ここまで読んだだけでも「時代を太平洋戦争に移しても福井晴敏は福井晴敏」というのがよくわかった……まあいいや、1000円の日をねらって映画も見に行くか。ローレライ・システムが格好良く映像化されていなかったら泣くということで。

1957年に流行したアジア風邪のウィルスが誤配布されたとの由→「悪性インフルエンザ・ウイルス、世界中に誤配布」、レバノンとメキシコ宛に送られた検体が所在不明になっているという話→「ウイルス検体2つが所在不明=57年流行のインフルエンザ」。これがテロリストの手にわたっているとまるっきりアクション(映画|小説)の導入部だなぁ、不謹慎ながら。

20/04/2005 「お母さん」

呑む気にならないジンが少しばかり残っていたので、見切り品の苺を買ってきて漬け込んでみている。まだ1週間足らずだが綺麗な色が出てきたのに気を良くし、ウォトカを買い込んでコーヒー豆も漬け込んでみた。すると呑む気にならないウォトカが少しばかり残ったので…………ありゃ? →苺酒熟成中(7,368bytes)

「終戦のローレライ」を読み終わった。3巻あたりから首をかしげていたのは、今回の「がんばる青少年」こと折笠征人はずいぶんと役立たずもとい無力だなと。いや、もちろん要所要所で「くたびれかけた中年男」がほだされるに値するような活躍をしているとはいえ、今までのパターンにはフリッツのほうが近い。ラスト近くまで読んで何故そういう無力なキャラクターにする必要があったのかはわかったけども。しかしこれ、映画にするなら相当切らないと無理だろうな。

ところでこの手の戦争ものでは定番の「お母さん」と言って死んでいく兵士だが、あれは一体どういう心理で発せられるものなんだろうな? っていうかめったにお呼びがかからないお父さんの立場は。茶化しているわけでなく、今際に母親を呼ぶ心理ってのが率直にわからないし、想像もつかんのよ。わたしが女だからかねぇ。

先にDVDで見ていて復習のつもりで視聴中の地上波「S.A.C. 2nd GIG」は昨夜が第4話。ああタチコマ可愛い。小生意気な口をきく子供の可愛さと、飼い犬の可愛さ(家長であるお父さん=素子には絶対服従だけど一番なついているのはいつも餌をくれるお母さん=バトーで、家族中の最年少=トグサのことはちょっとばかにしてみたりする)とを兼ね備えているなんて最強。しかも気を許していると「ああやっぱりこいつら人類とは違う知性体だ」と思わせるぞっとするような台詞を吐くところがたまらん。

22/04/2005 ファーマーへの道・闘病編

アレクサンドラ・コルダナのうどんこ病がどうにもやばそうな状態になってきたので、モスピラン・トップジンMスプレーを買ってかけてみた。虫と違って病気は効果がすぐには出ないだろうな。うどんこ病ならミラネシン水溶剤のほうがいいのかもしれないが、使うのは1鉢だけだから大量に作って使い切らなければならない水溶剤は無理。それに昨年コナジラミが大発生したこともあってスプレータイプの殺虫殺菌剤を採用。コーヒーオベーションはつくづく丈夫だ。となりに置いてあってもまるで病気知らず。

昨年末に見切り品を買ってきた苺苗 ピンクスイートも、植える季節がちょっとずれたのでどうなるかと思っていたらちゃんと花が咲き始めた。苺は虫媒花なのだそうで、低いところで下向きについていたつぼみが、花が開くときだけ目一杯背をのばしている。花びらが散るととたんにまた下向きに低いところで実がなり始めるのがなんとも面白い。

25/04/2005 死者の代弁者 お断り

ヤフー、死亡した米海兵隊員の電子メールを家族に公開。およそ家族ほど、見せていなかったものを暴かれたくない相手というのはいないのじゃないかとわたしは考える。しかしながら、家族は当然その権利を持っていると考える人々が一定数いるということも知っている。そりゃあ自分としてはできるだけ遠慮したいが、死んだ人間にはもう関係ないだろぐずぐず口を出すな生きている人間が最優先だ、とも思うしな。

ピンクスイートの最初に咲いた花が実になり始めた。苺の実は食べる部分ではなくそこに付いているちまい粒であるというのは、豆知識のネタとしてよく使われる。実際に育てて観察してみると、無数の細いめしべだったものが結実していてるのがわかって、それがよく理解できるのだな。→Wikipedia イチゴ


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