とりあえず、仕切り直し


03/08/2008 先に根負けするのはどちらか

以上が何なのかというと、これまで当家の猫どもの胃袋に納まったキャットフード一覧なのである。よく食ったよな。ほとんどはネットショップで購入しているのだが、いつも利用するショップが2つあり、缶詰類に関して一方のショップは基本的に箱(24個入りもしくは48個入り)単位で、もう一方は1個もしくは4個くらいのパッケージ単位で販売している。上のリストのうち、「いろいろあるフレーバーから1種類だけ」なのは前者、「フレーバーをしらみつぶし」なのは後者で購入したと考えて、まあだいたい間違いではない。今になって聞くところによると猫とは好き嫌いのある動物なのだそうで、食べるかどうかもわからない初めての缶詰を箱単位でどかんと買うなぞ、実は大変に大胆な行為だったらしい。が、しかし、今までのところどれもよく食べるし腹具合も快調で、キャットフードで困ったことがないのであった。そういえば猫砂も何種類か買ったがこだわりがないらしく、洗ったトイレに新しい砂を入れるだけでそれまで使っていた砂をまぜてやる必要すらないし。連中のDNAには「猫飼育初心者向け」と刻んであるに違いない。

これらのマグロ、カツオ、鶏等々のおかげをもって、猫どもはむくむく大きくなっているのだった。現在の体重を聞いて驚け、アキ3.7kg(12,229bytes)ミカ2.7kg(12,100bytes)にもなったのだ! ……ついに1kgも差がついちゃったよ。アキがトンチキな寝相写真なのでわからないがあまり似ていないこの2匹、目の色だけはそっくりだったりする。

大きく健康に育つのはよいのだが、5ヵ月目にしてミカが発情期に入ったのにはまいった。避妊手術はだいたい6ヵ月くらいからとなっているところが多かったので、そろそろ病院に連れて行くかと考えていた矢先。なにせケダモノなので兄妹だといっても控えてくれるものじゃない。あわてて隔離を始めたのだが大変なんだこれが。ミカを2階の部屋に入れてアキと下の部屋にいるとミカがにゃあにゃあ大騒ぎを始める。仕方ないとミカの部屋に入ってアキを1匹にしておくと今度はアキがにゃあにゃあ大騒ぎを始める。

2階の部屋に入れたミカが大騒ぎを始めるとアキがドアの前までとんで行って鳴き始めたりするところはなかなかけなげだが、人間様の神経も参りそうだ。今まで仕事なんかでわたしが1室にこもって猫どもをほうっておいてもこんな大騒ぎはしなかったので、要するに1匹にされるのが嫌らしい。ケージを買って常にどちらかをそこに入れて、同じ部屋で2匹が過ごせるようにするというのも考えたが、隔離できる部屋が余っているのにわざわざケージを買うのも釈然としないし。

予約した手術までの間、昼間はミカの部屋、日が暮れてからはアキの部屋という生活パターンに慣れてくれるとよいのだが。母親のおなかの中からずっと1匹になったこともなく、今まで自由にやってきた猫どもにもストレスがきつかったらケージ購入もやむなしかなぁ。

05/08/2008 結論から言うと

人間が先に根負けしました。

うるせェほっとけ、だってあいつら早朝6時前から目を覚まして、わたしが行くまで1時間でも2時間でもそれこそサカリがついた猫みたいな声でぎゃあぎゃあ鳴き続ける体力があるんだぞ!? 少年少女期の冗談みたいな体力に対抗できるもんならしてみろってんだ。

ただし、ケージを買うのではなく病院を変える方向性で。可愛いちびちゃんの頃から10年近くお世話になっていた病院だが、(避妊|去勢)手術の申し込みをしたら「今2ヵ月待ちなんですよ」とホガラカに言われ、最速でも9月下旬の予約しかとれなかったので。無理。この状態でそんなに待てない。猫どものストレスも相当なもんだろうし、あの鳴き声は近所迷惑だ。そもそも予防接種を受けたときにいつ頃手術を受ければいいのかなんてことも相談してたんだから、そんなに混んでいるならそれも教えてほしかったよ。同胎の雌雄で飼っている以上、手術をしないという選択肢はありえないんだし。

と、いうわけで、先日カウリスマキ兄妹の母猫が避妊手術をしたというお隣さんに病院を教えてもらい、検診を受けてきた。来週ならOKということで、即予約。先の予約は申し訳ないがキャンセル。これで来週までの辛抱だー。

しかし、今後もこの病院をかかりつけ医とするのは微妙なんだよな。どう少なく見積もっても50歳は過ぎている獣医師が1人でやっているので、しょっちゅう病院のお世話にならないといけなくなる15年後には引退で閉院しているかもしらん。まあ、ゆっくり考えるか。

13/08/2008 5兄弟その後

猫どもは昨日手術をし、ただいま入院中である。明日午前中には迎えに行く予定。キャリーに2匹入れるのはもう無理なので、2つキャリーをかついで自転車に乗るしかないかしんどいけど仕方ないと考えていたら、入院当日に「車で送ってあげる」とお隣さんがわざわざ来てくれて助かった。明日も迎えに行ってくれるとのことで、実にありがたい話である。

お隣のご主人はことのほかアキがお気に入りで、もしかしたら奴を手元に残したかったのかもしれないなと思ったりもする。が、しかし、里親を探さずそのまま5兄弟+母猫を全員飼うのは無理だろうし、里親を探せば見栄えの良い黒猫のアキはうち以外でも早々に貰い手がついただろうから、いつでも見に行ける隣家にいるくらいがちょうどよかったんじゃなかろうか。そんなわけで、たまに猫どもを連れてお隣さんに遊びに行ったりもしているのだった。

そもそもアキミカは5匹兄弟であって、ほか3匹がその後どうなったかというと、はち割れ黒白のオスは貰い手がついて里子に、サビ3姉妹のミカ以外2匹はついに貰い手がつかず母猫とともにお隣さんに飼われている。幼猫のころはさっぱり区別がつかなかった3姉妹であるが、今は(飼い主視点では)簡単に見分けがつくようになった。特に1匹はしっぽと胴が少し短く、顔の形も残り2匹と比べて丸く、全体になんていうか“短い”ので、通りすがりの人であっても見分けられると思う。もう1匹とミカは体型がそっくりで毛の配色と顔立ちに些少の差があるだけなので、飼い主視点でないとチト難しかろう。

そういえば、サビ3姉妹の見分けがついていなかった頃に撮った写真のなかに、たまさかアキと一緒に写っているミカがはっきり判別できるのがあった。こっちを見ているのがミカ。→生後1ヵ月半くらいの猫ども(11,316bytes)

15/08/2008 猫ども退院す

昨日、2泊3日の入院生活を終えて猫どもが帰還してまいりました。手術は無事終了、ついでにやった猫白血病ウイルスと猫免疫不全ウイルスの検査もめでたく陰性という結果です。

2泊したせいなのか、ウワサに聞くような包帯というか服というかはナシ。腹部の毛を刈られ、大きな傷に2箇所の縫合。こころなしか腹が少しひっこんだような気がする。1週間後に抜糸だそうな。アキのほうはそもそも縫っていないのでこれで終わりである。猫は血栓ができやすいので1週間ほどは注意してみておいてやれとのこと。

さすがにいつものような大運動会はしないが、食事もしっかり要求してよく食べる。ミカなどなでてやると腹を見せてもっとなでれと要求するほど。なんと緊張感のない! わたしが腹の大穴を押さえているその糸をぷちっとひっぱったりしたらどうするつもりなのだ。もっとびしっとせんかびしっと。

なお千葉県の場合、千葉県動物保護管理協会千葉県獣医師会が共同で不妊・去勢手術普及助成事業をしており、1世帯に1頭かぎり5000円の補助金が出る(利用券が交付され、それを動物病院に渡すと手術費用が5000円割引となる)。が、しかし、9月の動物愛護週間のみの募集なので、今回は利用のしようがなかった。


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