とりあえず、仕切り直し


16/07/2009 いちじよじ

寝苦しい夜も保冷剤でしのいできましたがついに根性が尽き、今年最初の冷房を入れました。やーい根性なしー。

それでも昼間の数時間だけで我慢したものの、夏の節電は1時4時であるべきなんだよな。そりゃー皆が冷房を入れたがる時間は同じだからこそ電力需要のピークであり発電所としてはぜひとも節電してほしいのだろうけれども。

21/07/2009 不老長寿の妙薬ならぬお土産

土曜日にFly me to the Moon in AKIBAというのに行ってきた。UDXギャラリーでの展示会をざっと見てから、ベルサール秋葉原へ移動して申し込んでおいた月探査プログラム特別講演会へ。SELENE計画を概観する「SELENEのの開発と運用」(SELENEプロジェクトマネージャ 佐々木進氏)から始まって、SELENE計画の観測項目とその目的、得られた結果を解説する「SELENEの科学成果」(SELENEサイエンスマネージャ 加藤學氏)、それに今後の月探査計画の概要「今後の月探査」(月・惑星探査プログラムグループ橋本樹明氏、佐藤直樹氏)は、前半がSELENE-2による月面着陸と無人探査について、後半がさらにその先となる有人探査について、という構成。どれも、ろくに予備知識がない人にもわかりやすく興味深い内容だったことであるよ。特に「SELENEの科学成果」は時間の関係上ものすごいかけ足でかっとばしていたけれども、単に今回の観測計画とその成果だけではなく、従来の月探査で得られた成果までさかのぼって、なぜその観測が必要なのかというところをきちんと解説してくれたので、頭に入りやすかった。

会場はそのまま『“はな”トークライブ「月と仏像」with JAXA』へ。こちらは、えー、わたしこの人についてまったく知らなかったので、ちゃんと知識を持った人が月をモチーフにした仏教美術について語ってくれるのかと楽しみにしていたんですが。取り上げたのは月光菩薩だけ、しかも「この仏様が月とどういう関係があるのか知らないんですけど」とかそんなレベルでがっくり。ゲスト扱いだった阪本成一氏に講演してもらったほうがよかったんじゃあ……。

すっかりダレきってしまったところに、実は最後まで会場に残っていたご褒美があったのだった。席のブロックで抽選会をやって、メデタクわたしが陣取っていたブロックが当選(かなりの人が講演会終了の段階で帰ってしまっていて、全員にくばってもいいような人数しか残っていなかったから、外れていてももらえたかも)。JAXA謹製のDVDをもらったよ。2種類あって、1つはかぐやから撮影したハイビジョン映像、1つは計画の概要ということで、ハイビジョン映像は別のところでも見られそうだったので後者を選択。

どーでもいいけど、アポロ計画で撮影した月面の写真と、かぐやの観測データから構成した同じアングルの画像を並べてみせて、「これで本当にアポロが月に行ったのかという疑惑はなくなる」と言っていた点に関して。確かにそっくりで、フツーに考えたらこれで証明になるのだけれども、さらに「かぐやが月に行ったかどうかあやしいものだ」とか「写真に合わせてJAXAが作っただけ」とか言うような人がいた場合、あとはどうすれば説得できるだろう? いや、そういう人を説得する必要があるかどうかはともかくとして。


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