実はこの半年で12kgほど体重を減らしており、先日献血ルームで体重欄の数値を修正したところ、採血を担当した看護師さんにとてもほめてもらえたのだった。もうちょっとがんばって次もまた看護師さんにちやほやしてもらうんだー。うはは。
東京国立近代美術館フィルムセンターで「生誕百年 映画監督 山中貞雄」という企画をやるので、せめて「人情紙風船」くらいは見ねばと上映スケジュールをチェックしていたら、「玩具フィルム」という注釈がついたものがやけにたくさんある。何かと検索してみれば、玩具映画プロジェクトに行き着いた。家庭用簡易映写機向けに、上映が終わった劇映画のフィルムを切り刻んで売っていたのか。ゴーカイな真似をしていたことだ。
その昔、年末年始に帰省するとやることがないので、NHK BSにはりついてドキュメンタリを立て続けに見ていたら、母親が「この子は戦争ばっかり見て」と大いに嘆いたのだった。それは違いますお母さん、わたしが戦争ばかり見ているわけじゃなくて世間が戦争ばかりやっているのです。
と、いうわけで、生きていたらまた嘆いたかもしれないが、敗戦記念日シーズンで世間が戦争ばかりやっているだけで、わたしがわざわざ選んで戦争を見ているわけではないと強調しておきたい。それはそれとして、「日本海軍 400時間の証言 第一回 開戦 海軍あって国家なし」は大変興味深かった。大局的な展望がないままなしくずしに戦争やっちゃいました、ってのは書籍や何やらで読んで知っていても、当事者の肉声で聴くと破壊力が違う。やはり戦争はいかん、ことに負ける戦争は絶対にいかん。
高円寺まで出かけて、「川柳川柳・昭和音曲噺 超特大ガーコンの会」〜ひびけ歌声！終戦記念日に平和と長寿と禁酒を祈って〜へ行ってまいりました。タイトル長いよ。仕切ったざぶとん亭風流企画に
終戦記念日に軍歌歌いまくりの７８歳 反戦派酒好き女好きちょいダメ師匠という、 この夏、自信を持ってお送りする企画ですが、 チケットはさっぱり売れてません（笑）。
などとスゴイことを書かれていたが、ああ道理で前から2列目ど真ん中なんて特等席を取れたはずだよ。チケット発売日当日に買ったもんなわたし……。
応援ゲストに林家たい平、反対ゲストに春風亭勢朝、介護班長に川柳つくし。サプライズゲストで林家ぺー。 演目はこれこの通り→本日の演目（14,523bytes）で、つくし・たい平・勢朝と落語をやった後、3人で川柳をネタにした鼎談、仲入りをはさんで川柳登場という構成。高座で座布団に座った後ぽむぽむ弾んで位置を微調整する川柳川柳にくらくらしました。何この可愛い人。宣伝で「もしかしたら高座1時間オーバーも!?」などと煽っていたけれども、本当に1時間ちょっとやりましたよ超特大ガーコン。あれ、最後の口三味線ならぬ口ジャズが一番しんどいだろうに、声量もばっちり保ったまま。すごい体力。「ここに来る前に鈴本でもやってきた」と言っていたので確認してみたら、確かに鈴本演芸場昼席に出演しているっていうか、その後浅草演芸ホール夜席にも出演してるよ! 今日は代演とかじゃなくて全部出たのかな……何そのハイパー体力。
で、今日は落語会はしご。ぼーっとしていたため電車を乗り間違えて四谷から永田町まで歩いたりしつつ、水天宮前の日本橋劇場へ。第2回三遊亭遊馬独演会だ。こちらは「たがや」「大山参り」「井戸の茶碗」。以前はあまりくすぐりとか入れずきっちりやるイメージだったけれども、だいぶそのあたりがやわらかくなった気がする。サテオキ、ひさしぶりに三遊亭遊馬を聴いて、自分の趣味がよくわかったよ。第一条件は「腹式発声がしっかりできる人」だ。
