とりあえず、仕切り直し


17/07/2014 下北沢はなじめない

「この落語家を聴け!」という会に行ってきたのですよ。前座に三遊亭わん丈「八九升」で、三遊亭兼好「鈴ヶ森」「応挙の幽霊」、それに広瀬和生によるインタビュー。噺も話も面白かったわけですが、それはそれとして、広瀬和生が昼間に馬るこや萬橘とやっているpodcastを収録したと聞いて、前々からの疑問が改めて浮上した。この人、一体いつ仕事してるの!?

いや、だって、年間300以上の会へ聴きに行くとかいう話だし、定期的に開く会のプロデュースもいくつかしていて、本も書いてって。まだ本業(音楽雑誌の編集長)辞めてないよね? そりゃあ、ちゃんとした編集部があるところでは、編集長なんて会議のときさえいれば用は足りるのかもしれないけれども。

22/07/2014 今さらながら

「冬の巨人」(古橋秀之著/富士見L文庫刊)を買ってきた。お茶の水の紀伊國屋で探しても見つからなくて、店頭の検索システムでは在庫ありになっていたので店員に尋ねると、棚ではなく在庫の入っている引き出しから出してくれたのだった。新刊だというのに平積みどころか棚差しにすらしてもらえないなんて。ホント、この人もうちょっと売れるといいね……。

にしても、これ、児童書として出せないもんなのかなー。ライトノベルより少し上の年齢層狙いの文庫より、むしろそっちのほうが向いていると思うんだよなー。昨今の児童書事情はさっぱり知らないので的外れなのかもしれないけれど。でも、ディエーニンがオーリャに「巨人の目を啓く」くだりとか、アンドリューシャとの別れとか、子供に読ませず誰に読ませるんだと思うんだよなー。

それはそれとして、富士見L文庫なんていうものができていたこと自体を今回初めて知った。KADOKAWAの戦略がさっぱりわからん。ようやっと書店でスペースを確保できるようになってきたメディアワークス文庫と食い合うだけのレーベルなんてどうするつもりなんだろう。


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