とりあえず、仕切り直し


16/08/2000 Love Letter from...

『First Love Mail 悠香』、最後のメールが届いてこれで終了。……うむ。これが普通のマルチエンディングのアドベンチャーゲームなら、いわゆるBad Endingというやつにあたるだろうなコレ。冷たくしすぎたか。『First Love Mail 悠香』っつーのは、選択肢のあるメールが届くのでそれを選んですすんでいくゲーム。要はメールを使ったアドベンチャーゲームだよね。

だってさー。最初に引いちゃったんだよ。つまりその、First Love Mailっつーくらいで悠香ちゃんはこっちに好意を持ってくれてるわけなんだけどさ。こっちにしてみりゃ、なんか知らない人からいきなり一方的に盛り上がったメールが届いてるわけでさ。←そういうシチュエーションから始まるのです。ここで積極的に親しくなろうとすりゃよかったんだろうけど、つい引いちゃったの。それとこれはシステム的な問題なんだけど、向こうからのメールが届いて1日以上返信しないと「返事が来ないから、届いてるかどうか心配です」ってなことで再送されてくるのがね。よけいに、勝手に盛り上がった相手から返信を一方的に要求されてる感じがヒシヒシと。いやもちろん、有料のメールゲームなんだからトラブルを見越して再送する仕組みにしておくのは当然だと思うよ。でもね、せめてもう2日おいてから再送してほしかった。毎日メールチェックしてるとはかぎらないんだから。

ところどころ、「お、米光一成なワードが」ってないい感じのヒキはあったんだけどね。そのへんはスゴイ魅力的なの。いやホントに。でも、一方的に盛り上がる相手で痛い目を見た経験が何度もあるわたしは、やっぱり引くことしかできなかったんだよ。

お試しでできる前半だけでも、フレンドリー潮見さんになってやり直してみるか? うーん……。

18/08/2000 遊んでばっかいるようですが

とあるところで読んだとある小説。壊れ系純文学風で、すごいよく出来てて面白くて、げらげら笑いながら読んたんだけど。他の皆様の感想を見てみると、えっと、もしかしてあれって真面目に読むべきものなんですか? パスティーシュだとギャグだと信じて疑わなかったわたしってどうかしてます?

つまり先日の「ポーの一族」もそうなんだけども、ちょっとそっち系のものを読んでみたりしているのです。「slashを読む日本人が見たやおい漫画を読むアメリカ人」っていうエッセイに触発されて。そーか、この道も奥が深いや。やっぱりわたしの読み方はどこかずれてるか。必要以上に(必要って?)近づかないことにしとこ。

とか言いつつ「トーマの心臓」を読んだり。これくらい露骨に好き好き言っててくれれば、さすがのわたしにも何が起こっているのか理解できます。これくらいあからさまだと、かえって色気はないね。しかしホント好き勝手やってやがんな、少女漫画。

この手の少年期の話といえば、三原順もその名手だったんだけど。彼女の作品には性や恋愛感情って希薄なんだよなぁ。それはもう面白いくらいに。初期から晩年まで、生涯ずっとそうだったと思う。って、あれ? えっと、それともやっぱりわたしが何か間違ってるんでしょうか。ディーとトマスのあれやこれやとかグレアムとアンジーのあれやこれやなんかを読み取るべきものなんでしょうか。

26/08/2000 生活かかってるのもよしあしだけど

使い捨てボールペンと100円ライターが、同時にその役目を終えたのだった。

すごいぞ自分。どっちも、使い終わる前にいつのまにか消えてなくなるものの代表だ。新品を下ろしてインクとガスがなくなるまで使い切るなんて大したもンじゃないか! ブラボー自分。

『MOTHER 3』の開発が中止になったことについての糸井重里・岩田聡・宮本茂の座談会。みっともないことやってンな。どう理屈をつけたって、形にできなかったプロジェクトに価値なんてカケラもないのに何語ってるんだか。っていうよりも、こんな座談会なんてやって語ることを恥としない感性や、そんなことができるような立場になっちゃったことそれ自体が、完成まで持っていけなかった原因のひとつだと思う。だって普通ならこんなことやってる余裕もなしに、次のプロジェクトにかかってとにかく形にするはずだもん。そうしないと食っていけないんだから。

6年かけてプロジェクト(とそれに伴う膨大な資金)を動かして、利益0なんでしょ。それってプロとして失格もいいとこじゃん。座談会なんてやってる場合じゃないでしょ。それからねぇ、「スゴイものになるはずだったんだよ」って言うのは恥知らず。未完の作品を自分で評価したら傑作になってトーゼンでしょ。馬鹿じゃないの? もう、彼らには何も作れないよ。こんなことをやっても許されるのなら、誰がツライ思いしてプロジェクトを完成させようなんて思うわけ? こんなロートルは捨てちまえ。若いのに資金を出せ。

生活かかってるのもよしあしなのさ。とにかく完成させて形にするためには、いろいろと妥協が必要になったりするしね。でもねぇ、一切妥協しなかった結果お蔵入りになる100本の傑作より、妥協をしてでも完成させて世に出た1本の凡作のほうが、ずっとずっとすごくて価値のあるものなんだよ。それを忘れたら、プロとして終わり。作りかけの企画を身内で誉め合って、一向に完成させられないアマチュアに逆戻りしちゃうんだよ。

31/08/2000 明日までの辛抱

あーもう、テープ起こしキライ。原稿書きとか校正とかならテキトーな曲とかかけて勢いで乗りきれる(こともある)けど、それさえできないだもんなー。だいたい自分の声とかしゃべり方とかキライ。

「しっぽのうた」。ほーカワイイ。谷山浩子かと思っちゃったよ。菅野よう子って器用な人だなぁいまさらだけど。これもDCなのね。やりたいゲームがまだ片手の指で足りるくらいしかないから、うーむ。つーか、「ナップルテイル」だってそんなにやりたいかって聞かれるとわりと困る。また何かの偶然でハードウェアがどっかから降ってこないかしらん。SSもPSもGBもぼーっとしてたら降ってきてくれたのに。

逝ってしまったノートPCだが。本日どうしても必要になって別ディスプレイにつないでみたら、一応動くことは動くらしい。デフォルトでこういう無茶ができるTP230ってステキ。修理に出してあげるからねーえ。←言ってないでとっとと出せ。


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