とりあえず、仕切り直し


21/02/2002 半球

幼少年期はテレビやテレビゲームの制限、名文の暗唱、高校ではボランティア。いわゆるあれだ、「冗談にしては面白くないし、本気にしてはタチが悪すぎる」というやつだね。「「死や挫折を学ぶ機会充実」といった項目もある。」……どうやって! 手近な動物でも殺してみるかい? 地域で葬儀があったら校外授業として押しかけるのかい? だいたい、死や挫折なんて誰かに機会を作ってもらって学ぶようなものかい?

自分で食べるものを殺してみるのは、必要なのかもしれないとは思うこともあるけどね……でもそれで学ぶものは、死ではなく生か。まあどちらにせよ、そういうことを学ばせたいわけではあるまい。人の命は大事にしよう、っていうか要は、中学生高校生が『キレて』ちょいとそのへんの誰かさんを殺して教育は何やってる、って言われなくなりゃOKでしょ。言われたくなきゃ、まず未成年の殺人事件が客観的な数値として増えているかどうかをきっちり調べてみれば? 心配しなくたって、日本にかぎったことではなく人の命が地球より重いなんてこたぁ、そこそこ浸透してきているよ。おかげさまで載ってる人間の命が重すぎて、遠からず地球のほうが壊れるんじゃないのかね。

一方で、40代の卵子の核を20代の卵子に移植、受精 都内医院。わたしはできることなら何でもやってしまえばいいじゃないかと考えているヒトなんだが、生殖医療にだけは非好意的である。「子供は天から授かるべきもの」なんて考えているわけではもちろんなくて、生殖医療を必要とするような価値観、人生観が嫌いなんだと思う。

というのはさておき、仕事が終わったらとっとと新宿へ行く。大方の予想どおり「ヘミソフィア」を買いに行ったのだ。ついでにオカダヤとアルタの花街。すっかりおなじみのコースだ……。「ヘミソフィア」はねー。真綾ちゃんの曲ではほとんど唯一、歌詞が聞き取れない曲なので、歌詞カードが気になって気になって。うん、歌詞カード見ながら聴いてもかなりわからん。文章の区切りとメロディの区切りが見事にズレてる。このトリオでこういうのはめずらしいなー。しかし、ま、とんでもない曲。特に最後のサビ。オニか菅野よう子。

今書店に並んでいる「声優グランプリ」で、山寺宏一が菅野よう子と対談していて、なかなかスゴイことになってます。菅野よう子は打ち合わせなんかでイメージがつかめたらもういいやと途中で帰っちゃったりするそうですが、富野カントクとの打ち合わせでは「わかんなーい」と10日間も通ったそうな。なんつーか……あの富野カントクとあの菅野よう子の会話ですよ? さぞやアレなことに。周囲のスタッフに心底同情したくなるのはわたしだけですか。いや、ひとごとなら楽しそうだけど。

22/02/2002 目玉パニック

SDだが、最近はおおむね放置されている。いや、服換えたりとか立たせてみたりとか見とれたりとかはしてるんですけどね。何て言うか……削ったり磨いたり描いたりするのに比べると充実感がないというか……。まあ、自分が人形というよりは工作キットとしてSDを見ていたというのはよくわかった。そっちのほうがらしいわいな。

そんなわけで、最近はオプションヘッドに色目を使っている。使ってるんだが、いかんせんやっぱり本当に好きなのは1番ヘッドだけなんだよなぁ。つっても、まさかもう1体買うわけにゃいかん。で、鼻のラインが許容範囲なのが9番、だけどあれは濃い目の化粧(っていうか、いわゆるゴスロリメイク。あれは嫌いなんだよぅ)をしないともったりした顔になって見られたもんじゃない。そうすると、残る選択肢は1つ。1番の眠り顔タイプである5番にアイホールを開ける。……無茶だ。

不可能ではないんだ、そういう作例はいくつか知っている。そもそもわたしが最初に見たSDがアイホールを開けた5番だったんだから。が、自分の技術力はまた別の話だよねー。眠り顔のままで作ればって、そんなアナタ。目玉フェチの名にかけてそんな真似はできませんとも。

とかなんとか言っている間にLife Like EyesのLight Violetが京都造形芸術資材で廃番に……! ちょっと待って、それってメーカーで廃番? 扱うのをやめるだけ? ねえどっち!? サーシャを買うより先に目をつけてた憧れの目玉なのにー!(注:アクリルアイなので安いです。京都造形芸術資材は送料が結構かかるので何かとまとめて買いたかっただけ) ううっ、今月はもうこっちにお金使いたくなかったのになぁ。念のためにもう1箇所国内で扱っているサイトにオーダー出そう。これで買い逃そうものなら海外サイトを頼るはめになる。それは嫌だ。海外サイトだと価格が半額以下でも、ヘタすると買ったものより送料のほうが高くつくんだよー。

25/02/2002 お参りとあししげく

日曜日にお茶の水某所に用事。が、車窓から「あ、あそこなら秋葉原から歩いて行けたじゃん」と思った瞬間、ココロはそっちに飛んでいる。用事を15分ですませてとっとと秋葉原に行ってしまうのだった。病膏肓に入る。

そんなわけで秋葉原。ひとまず7階まで昇り、「パーソナルコンピュータ発祥の地」プレートにお参りする。四谷怪談を上演する前にお岩稲荷にお参りするようなものか。わたしももう、PCのパーツやら何やらを買うために秋葉原へ来ることなんてないもんなぁ。で、6階に降りて花街だ。オプションヘッドをながめる。ここだとドールアイを装着した見本があるのだ。あるんだが……自分の1番ヘッドLoveっぷりを確認してしまったよ。あきらめて服でも作ろう。

ついでにワンオフモデルをながめたり。彼女たちこそ太夫だよなぁまさしく。ほとんど売約済みだが1体だけまだその札がついていない太夫が。ののタイプはサイドグランス気味にドールアイを入れていると、挑発しているような表情になって非常に可愛いのだ。茶色のカールウィッグとあっさりした民族衣装も蠱惑的に。さらにワンオフモデルとしては手頃なほうの80,000円という価格。……しっかりわたし。ののタイプは好みじゃないとか言ってなかったか。っていうかそもそも完成体に目を奪われてどうするよ。

ののタイプは好みじゃないというか、可愛いんだけど元の個性が強烈すぎて、誰がフェイスアップしてもどこから見てもののにしかならないのがつまらないというか(かのメルティーヌくらいカスタマイズしていれば話は別だけど)。りおはデフォルトメイクがイマイチどころかイマサンくらいで、カスタマイズしたものは意外性の可愛さかと。「あれ? えーと……、あ、りおか。へーこんな上品な顔になるんだ」って感じ。ミミは……実は結構好きだったりするんだが。これ言うとオーナーには怒られそうだけど、可愛く下品なところがいいなと。イメージは下町のはすっぱな安娼婦。名前もそれ風だしって、そんなふうに見えませんかそうですか。初期型4姉妹? あれは、見る角度によって表情がまるっきり違って見えるのがいいんです。ええもう。

28/02/2002 いわゆるアレ

だいぶ以前から240Zの画面白濁が起こってはいたのだが、それがいよいよ限界な感じでストレスになるので、修理に出すことにしたのだった。保証書を取り出してみると、期限は2002年2月2日……!

ばかーっ。わたしのばかーっ。偉大なりマーフィーの法則……ホントにさ。

そんなわけで、これは某社より借りたLaVieで書いている。使いにくいよーぅ。ボタン類の細かい配置の違いやらOSの違いやらタッチパッドやらもさることながら、バックライトじゃない液晶は暗い! もーどうしようもなく暗い! 操作性は慣れでカバーできるもんだけど、これはちょっとなぁ。その分、標準バッテリでも長持ちするんだけどね。

なんとしたことだ、明日で6周年ですよ。でもそんな事情なので、絵やら何やらはかけませんー。文字すら読むのが苦痛な液晶で何が描けるってんだ。


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