コーヒーオベーションは油断するとおぞましきものどもを呼び寄せるくらいであまり手がかからないのだが、アレクサンドラ・コルダナの病弱さときたら、もう! 夏になってうどんこ病がなりを潜めたと思ったら今度は黒星病で青息吐息。財団法人 日本ばら会の「月々のお手入れ」に書かれている病気を忠実になぞっていくこのありさまはどうしたものか。
映画がらみの仕事が入って（そっち方向に転進したわけではなく、以前からやっている花屋の販促ペーパーのタイアップ）ちょっとウレシイ……が、試写を見せてもらって頭を抱えたり。ワタクシも安ライターの習いとして「呼吸するかのごとく自然に心にもないことを書ける」のですが、考えてみたら映画とか物語全般についてはそのスキルを磨いてこなかったわけですね。別に主義主張に基づいてではなく、単に仕事で扱う機会がなかっただけですが。とりあえず仕事が終わるまでは「あれは傑作だった」と自己暗示をかけようと思います。ああ、いや、主演女優は大変に魅力的な方でしたよ、これは本当に、ウソお世辞でなく。頭の良さそうな人だった。
苺酒とほぼ同時に漬け始めたコーヒー酒だが、早3ヵ月になろうという先頃コーヒー豆がすべて沈んだのを見計らって取り出してみた。牛乳に入れて飲んでみると、どうにかカルーアミルクっぽいものになってくれていた。ナイス。
同じコーヒーリキュールとはいえ、市販品のカルーアは他にも何か入っている感じ。少なくともバニラの香料が入っているはずだけど……いや、こっちがウォトカで作っているところで違ってくるのかも。使ったのがフレーバード・ウォトカのズブロッカだからもともとズブロッカ草の香りも付いているものの、まあコーヒーの香りで消える。
残っていたウォトカはまたコーヒー豆を漬けた。豆も氷砂糖もまるっきり目分量でテキトーなので、どんな味になるかは3ヵ月後のお楽しみ。