健康診断の結果が返ってきて、おおむね良好であった。要経過観察の項目はあるものの、要再検査の項目がなくなったということで。この3年同じ病院で検査を受けているので結果が一覧で出ているのだが、異常のあった数値は年毎に正常値に近づいている。エライぜわたし。なお例のものは胃底腺型ポリープだそうで、放置してもよいらしい。
ついでに(B|C)型肝炎の検査を受けて、その結果も返ってきた。毎度毎度、日赤から名指しで血ィ寄こせと言われているからには血液がらみの感染症に罹っている可能性ははなはだ低いのだが、まあ、市からお知らせが来たので。案の定陰性。
「この落語家をよろしく いま聴きたい噺家イラスト&ガイド2010」（広瀬和生著/講談社刊）を読み終わった。雑誌連載をまとめた単行本で、大変ライブ感あふれる内容となっている。なにせ、本文中で「今度これを聴きに行く」と紹介している落語会はことごとく終了しているし、だからといって後の回で顛末を紹介しているわけでもないのである。が、しかし、この本の良いところは「今ナマで聴ける噺家、今が円熟期、今が成長期、とにかく今コイツを聴きに会場へ足を運べ」というスタンスを押し通していることにあるので、その欠点は差し引きゼロ。うるさがたからは“しょせんは”という評価になりがちな2世・3世噺家やTVで顔が売れている噺家もガンガン紹介しているのも面白い。ただ、（落語という演芸がそもそも持つ傾向とはいえ）首都圏に住んでいないとガイドとしては半分くらいしか役に立たないかもしれないな。
星海社という出版社の、ただいまプレオープン中のWebサイト「最前線」（どーでもいいけど、webzineという語は死語に分類されるべきなんだろうか）で、虚淵玄の連載「金の瞳と鉄の剣」が始まった。プレオープンといっても実質的な創刊号、それも会社創立後最初に世に出る成果物の締め切りを落とす高河ゆんはタダモノじゃないと思った:-)