以前にもあったことだが、寒いと頭がおかしくなるらしい。特にただいま、わたしの洋服ダンスにはやたらと重いくせにさっぱり暖かくないコートしかなく、気温が下がるにつれてキン・ザ・ザの例の歌が脳裏を離れなくなり、それを打ち消すべくついに衝動買いに走ったのだった。Gloverallのリーファーコートを、わざわざ本家からオンラインショッピングで。いや、だって、送料と関税を入れても国内で買うより1万円くらい安くなりそうだったんだもの。円高円高。しかし、ちゃんと寒いうちに届くんだろうか?
ところで、「スティーブ・ジョブズ 〜カリスマの素顔〜」を見た。死去特需で作られたドキュメンタリなんてまあこんなものかな、というのはともかく。この番組を見ていてアレ? と思ったのだけれども、Appleの提示する格好良さというのはHyperCardだったりMacPaintだったり、WYSIWYGのDTPだったり、バンドのステージでシーケンサとしてちんまり鎮座するMacPlusだったり、ともかく情報の作り手になることだった、はず。それがいつのまに、iPodだiPhoneだiPadだと、情報の消費者、それも口をあけて待つのに徹することにすり替えられていたのだろう?