とりあえず、仕切り直し


16/03/2015 やりたい放題

ところで先般、第一期終了ぎりぎりに「没後20年展 三原順復活祭」へ行ってきた。わたし が読み始めた80年代後半の時点で、代表作が少女マンガの絵柄としては少々時代遅れ気味になっていたため、絵の巧い漫画家だと思ったことはなかったのだが、原画を見て描線の流麗さに驚愕した。八反田さんの声で「フローラの至宝!」とか「フローラの世界遺産!」とか脳内で響く感じ。

都民芸術フェスティバルの日本バレエ協会「コッペリア」を見てきた。元になった「 砂男」の、高い塔の上から深淵をのぞき込むような感覚がすこっとぬけ落ちた能天気な、要約すると「無軌道な若者たちが老人形師の家を荒らし領主に金で解決してもらう」という、わりとヒドイ話である。でもわたしはこれ好きなんだ。マズルカとかチャルダッシュとか、ブーツ履いて踊る中欧の民族舞踏っぽいのが見られるので。トゥシューズなぞいらん! だが、しかし、踊りとか演出とかは措いて、衣装がちょっと残念だったなー。

その昔、Марина КапуроのCDが欲しいと思って見つからなかったのだったが、いつの間にかiTunes Storeとかで配信されていた。わしわしダウンロードしたさ。ホントーに良い時代になったな!

ついでに、「三原順復活祭」でレコードとカセットテープが展示されていたJanis Ianもベスト盤をダウンロードしてみた。ああ、なるほど。確かに好きそう。

30/03/2015 どんな重病人だ

のどが腫れあがって咳が止まらないのが1週間以上続き、その時点では風邪かと思っていたのだが、なんだか瞼が腫れて目やにまでひどくなってきたので、よもやついに花粉症が発現したのではあるまいなと病院にかかった。まだ風邪で説明がつく範疇だとのこと。何よりだ。内服薬6種類に気管支拡張薬のパッチ、目薬と山のように薬が出る。いや、もう、わたしどんな重病人なの!? だが、しかし、市販の総合感冒薬を1週間飲んでまったく治らなかったものが、2日で咳以外の症状が引いたのだった。処方薬すげェ。

で、第二期が始まった「没後20年展 三原順復活祭」へ行ってきた。四期それぞれで「はみだしっ子」の4人を1人ずつ取り上げていて、今回はアンジー。どーでもいいけど、キャラクターが多いというか、カタログ的にいろんなタイプをそろえているコンテンツだと、目が行くのがいつも同じタイプで、やっぱり食いつくのそこかよ変わらねェなわたしの趣味とげんなりするのだけれども。改めてみるとアンジーも割とそのたぐいなのだった。一体いつからだよホンット変わらねェなわたしの趣味。

「イチゴーイチハチ!」(相田裕著/小学館刊)を買ってきた。同人誌版の「バーサス・アンダースロー」からずいぶん変えてきたなぁという印象。将来の夢をなくしても人生は続く、というテーマ自体は変えず、それがよりわかりやすく中心に据えられた感じか。そもそも舞台になった高校からして公立トップ校の滑り止めなんだから、ある意味生徒全員が挫折組なんだよな。


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