とりあえず、仕切り直し


12/07/2006 しばらく週末はロシア漬け

「おもしろおかしい」狙いのコメントに「参考になる」がついてしまって微妙な気分になる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。一度でいいから「おもしろおかしい」とモデレートされてみたいことであるよ。

PCを替えてから、ウィルス対策ソフトにNOD32の体験版を入れてみていたのだった。Norton Internet Securityの重さにはいい加減うんざりしていたので。NOD32は軽い。どれくらい軽いかというと、本当に稼動しているのかと不安になるくらい軽い。Nortonだと数行程度のメールをチェックするにも数秒かかっていたから、よくも悪くも働いていることはよくわかったんだが。もちろん、PCのスペック自体が上がったということはあるにしても。

やはり現在の家のほうが何かと田舎であるらしく、大田区では見なかったような虫の害が頻発。ただいまはチュウレンジバチの産卵が猖獗をきわめている。伸びだした新しいやわらかい茎に、縦に引き裂かれた産卵痕を多数発見。ネージュ・パルファムとアレクサンドラ・コルダナのすべての茎がやられた。許すまじ虫けらめ。どーでもいいけど、食べられた被害は「食害」として、産卵による被害は何て呼ぶんだろう?

東京国立近代美術館フィルムセンターで「ロシア文化フェスティバル2006 IN JAPAN ロシア・ソビエト映画祭」を開催中。「ヴォルガ・ヴォルガ」(グリゴーリー・アレクサンドロフ監督)と「私の鶯」(島津保次郎監督)を見てきましたよ。どちらも製作時には政治的にややこしいあれこれがあったんだろうなぁという点が共通している。「ヴォルガ・ヴォルガ」のほうは、歌詞や最後のまとめをのぞけばそういうにおいは比較的抑えてある、というよりは、ユーモアで緩和しているのだな。最初に登場人物とそれを演じる役者の紹介、フィナーレに全員が教訓的なことを合唱する、という手法は舞台演劇から流用されているのかな? 「私の鶯」のほうは判断に迷うな。脚本にいろいろと難があるのだけれども、それが検閲や満映上層部の横槍でずたずたにされたせいなのか、純粋に脚本兼監督の力量不足なのか。……って、そもそもだいぶカットされた状態のものだったのか。それならあの惨状も納得できる。→幻の映画「私の鶯」

13/07/2006 さらにロシア漬けへ

フト思い立って、メールクライアントを替えてみることにしたのだった。ThunderbirdSylpheedあたりが候補。冗談抜きで10年以上Al-Mailしか使ってこなかったので、移行が大変そうだ。

見てみたら、三百人劇場で「ソビエト映画回顧展06」なんていうものをやるのだな。次の中国映画の全貌と共通なら、回数券を買っても余裕で使いきれる。買うか。

さらに、「戦艦ポチョムキン」のBGMが2種類あった(ような気がする)という話の答えがようやく確定した。最初に見たのが1950年サウンド版で、残り2回が1976年復元完全版だったんだ。1950年版は25周年記念で作られたそうで、そういえばそんなような画面が最初に入ったような気がする。なーがい道のりだったなぁ。初めて1950年版を見たのが17年前、1976版を見て疑問を感じたのが15年前だぜ。→オリジナル・サウンドトラック「戦艦ポチョムキン」


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