とりあえず、仕切り直し


13/08/2011 季節モノなので

先日、久々に浅草演芸ホールへ行ってきたのだった。住吉踊りを見たかったので、昼の部の終わり頃に入って夜の部の最後まで。初めて見た住吉踊りは、まあ一度見れば充分かなぁというか。

夜の部に入って、仲入りの前に柳家権太楼と柳家さん喬が終わったところで客がわらわらと帰り始めたらしく(2階席にいたのでわたしは見ていない)、高座に上がっていたホンキートンクがネタにしていて、入れ替えなしで出入り自由な寄席はそういうところ容赦ない。ヒザ前の柳家喬太郎とヒザがわりの三増紋之助とを見たかったのでねばったものの、仲入り後に林家の平がつく人が続く展開はチトしんどくて目当てがなければわたしも正直帰りたかったもんな……。

主任は代演で林家三平「浜野矩随」。しんどい立場だろうなぁと常々思っていたが、いろんな意味でシャレにならないこの噺を卑屈になるでもなくあっさりやれるあたり、三平というのは良い意味でずぶとい人なのかもしらん。

15/08/2011 季節モノなので2

14日、3年目に入った「川柳川柳 昭和音曲噺 超特大ガーコンの会」へ行ってきたよー。昨年は違う会のほうを選んだため観るのは2度目。川柳につくしに今年のゲストは立川志らく、この会なにげにゲストが豪華だよな。志らくは歌いまくる「片棒」で、昨年は市馬だったのだからどうせ歌っただろうし、来年やるとしたらやはり歌う噺家がゲストになるのだろうか。

続けて「陸軍落語兵」「与太郎戦記 ああ戦友」(春風亭柳昇著/ちくま文庫刊)、「落語家柳昇の寄席は毎日休みなし」(春風亭柳昇著/うなぎ書房刊)を読んだ。一様に悲壮な顔をした“語り部”が連日TVに映る季節だけれども、対照的に柳昇が戦争中のことをユーモラスに語ったのは、噺家の習い性もさることながら、戦友の遺族を気遣ったという面もあったのだな。

ところで、ハローワークの説明会に行ってきたのだった。フツー失業しないとそんなところに用はないのであって、つまり会社を辞めたのである。失業保険をもらうのも何かと面倒が多いのだが、まあ労働の対価でなしにお金をもらうのだからこれくらいはせねばなるまい。


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