とりあえず、仕切り直し


18/05/2015 むしろ猫アレルギーだったら

眼鏡を1つ、踏んで壊してしまった。寝るときに外して机に置いておいたところ、夜間に猫どもが蹴飛ばして床に落ちていたのに気付かず、踏んでしまったのだ。ああ、なんてこと。

あたかも重病人のような服薬をしていたころから2ヵ月近く経つものの、咳とのどの違和感はまだ残っているのだった。薬は出された5日分を飲み切って、もう1回医者にかかってさらに5日分。症状は徐々に軽減しつつあったのでそれ以上病院に行くことはせず薬はそこでやめたのだが、現在にいたるも軽減しつつ症状がなくなることはない。やはり風邪じゃなく花粉症なのかなぁ。うわー。

26/05/2015 どこから伝言ゲーム

先般、夏目漱石の逸話とされる「I love you」を「月がとても青いなぁ」と訳したというあれと同じ文脈で、二葉亭四迷が「死んでもいいわ」と訳した、というのを複数個所で見る機会があった。えー、記憶と違う。それの直訳は「あなたのものよ」であって「わたしはあなたを愛している」ではなかったはずで、漱石のそれとは違って日本人はそんな直截に愛を口にしたりしないとかそういう理由での逸話ではなかった。というかこれ、親しさの変化の表現としてвыからтыへ変わるときの訳語をどうするかとかそういうものと一緒に読んだ覚えがある。ってことは、米原万里あたりの本にあったのかな。で、やはり調べている人がいた。→二葉亭四迷は「I love you.」を「死んでもいいわ」と訳していない。

おおぅ、「ваша」としか言ってないのか。前後の文脈がなければ愛情表現にすらならんではないか。「死んでもいい」は控えめどころか、むしろ意を汲み過ぎ突っ込み過ぎの訳じゃないかこれ。むしろ、率直に言って、なんか素人娘じゃなくて遊女が客に言いそうな台詞だって印象なんだけども。ってなことも、突っ込んでいる人がいた。→二葉亭「死んでもいいわ」の出典は?名訳『片恋』の”Yours…”

27/05/2015 オカシイってどういうの

「この落語家を聴け!」という会に行ってきたのですよ。今回は春風亭百栄。地味に百栄が来続けているのです。確かこのとき少し前に行った会で、前座がイマイチ面白くなくて客席がちょっとしらっとしていたところに上がって、百栄がほにゃっと名乗っただけで笑わせたのを見て、うぉと思ったんだよな。で、来た。いや、まあ、百栄はしゃべらなくてもたたずまいだけで何かオカシイんだけれども。

このときの前座もそうだけれども、やっているのは古典だから内容は同じだし、やたらと間違えたり独自のやり方をはさんだりしているわけでもないのに、面白かったりつまらなかったりするのって何なんだろうなぁ。ホント、見ていて、具体的にどこがどう違うのかはわからないんだ。でも確かに面白かったりつまらなかったりする。


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