とりあえず、仕切り直し


01/02/2009 無理だ

いい加減XHTMLに移行しないといけないかなどと書いてから早2年、ようやっとやる気になって久々にW3Cなど見に行った。……。…………。………………。あのぅ、今Recommendationになっているのって結局どれなんでしょうか。

すでに挫折気味になりつつもRoadmapをながめて事態把握に努めたり。アレだ、このページの内容ならBasicでこと足りるような気がする。とすると、1.1がRecommendationになるのか。Rubyを使いたいとすればXHTML 1.1がRecommendationっていうか、Second EditonのWorking Draftが出ているようだ。……。…………。………………。XHTML2.0がRecommendationになるまで待ってもいい? まだ1年以上かかる予定だけど。

というよりは、もはや手で書くことを想定していない感じだなぁ。もうHTML4.01のままでいいんじゃないかなぁ。どうせその範囲におさまってるし。

02/02/2009 日本語表示するのも一苦労でした

カウリスマキ兄妹は外に出ない。玄関や窓に結界でもあるかのごとき挙動であり、抱いて外に出ようとするとつめを立てて嫌がる。どうやら怖いらしく、まあ脱出を試みられるよりは楽でよかった。が、しかし本日、2階ベランダの雨戸を閉めサテ餌を用意しても、どうした加減かアキしか寄ってこないのだった。ミカを呼んでみると声はすれども姿は見えず、そのうちもれ聞こえる鳴き声の調子が半狂乱になってきた。もしやと雨戸を開けたら、ミカが飛び込んできたのだった。ベランダに面した部屋にはめったに猫どもを入れていなかったため、その窓には結界がなかったらしい。今後は気をつけねば。

と、いうわけで、XHTML移行はともかくとしていろいろと見直し・手直しをしてみた。見た目にはほとんど変わっていないがな!

Informationを書き直そうとしたら、ほかがです・ますなのに「作っているヒトについて」だけだ・であるになっていたということにいまさら気づいたり。違う位置付けだった内容を引き継ぎ続けていたせいなんだよな。それ以外にも何でまたこんな作りになっているんだというところが結構あったのだが、思い返してみれば何故もへったくれも、ほとんどの箇所は“伝統的に”そうなっているとしか言いようがないのだった。Q:何で貧弱な英語力を駆使してまでわざわざ英文で別途titleを付けるんですか、A:最初に使っていたNCSA Mosaicがタイトルバーで日本語(2byte文字)を通してくれなかったからです、とか。なにぶん古くからあるのでどうしようもないやね。一番新しいDolls Bravo!でさえ、裏プロジェクト内にあったころから数えたら7年だ。

近所のスーパーに行ったらベル食品の成吉思汗たれが並んでいたのですかさず買ってきた。道民にはおなじみだろうが、内地ではめったに売っていないのだ。ラム肉も買ってきた。ちゃんと丸く切ってあるやつな。これもあまり売っていないのだ。最近podcastでかがく探検隊コーステップのバックナンバーなど聴いていて、ジンギスカンの話題が出るたびに食いたいと思っていたところ。大規模チェーンでもないローカルな安スーパーのわりに、たまにナイスな品が置かれていてすばらしい。久々に家庭内ジンギスカンを堪能したぜ。

03/02/2009 ファーマーへの道・思案の外編

ごちゃごちゃ言っていたわりに、まったく関係ないものを買ってしまいましたよポールセン作出のデニス・パレード。ミニバラ。朱温鉢6号枠はもう埋まっているとか言っていなかったかわたし。いや、昨年末に園芸店の店先で見かけて、そのときもいいなとは思ったんだけれども我慢したんです。年明けに行ったらもう売り切れていて安心していたのに先日また入荷して、そのときはまだ我慢できたんだけれども、今日行ったらやはりまだ残っていて、ついに誘惑に負けました。園芸店に行かなきゃいいじゃないかって、だってあの店いつも食料品を買うショッピングセンターの入り口横にあるんですよ!

似たようなことをグラウンブルーのときにもやりましたが、我慢の回数が1回増えているところがキモです。オンラインショップと違ってバラ以外に用もないのに未練がましく店に行ったわけではないところもキモです。うるさいな、キモなんだってば!

04/02/2009 3冊重ねると立方体ができそうな

「愛人[AI-REN] 特別愛蔵版」(田中ユタカ著/白泉社刊)上下巻を一気に読み通した。ああつかれた。 普通のB6版単行本で5巻分(最終巻が分厚いので5.5巻分くらい?)だもんな。書店で平置きになっていたとき山の高さを見て、何冊か残っているみたいだから今日は上巻だけ買って帰るかと手に取ったら、それが最後の1冊だったときは目をむいたね。もちろん即上下巻まとめて、ついでに「もと子先生の恋人」も抱えてレジに運んださ。

B6版で刊行されていたときに1巻から5巻までリアルタイムで読んでいたんだけれども(雑誌連載は読んでいない)、我ながら何がきっかけでこれを手に取ったんだったか不思議だ。今改めて見ても、わたしが目にとめるような絵でもタイトルでも装丁でもなかったのになぁ。

「もと子先生」にも見られる、乳房への執着(意識してなのか無意識なのかわからないけれど、ナギの施設まで何気にその形だ)に象徴されるような母性信仰に「男はこれだからなぁ」と苦笑する気分がないでもないけれど、やはり1人の漫画家が全身全霊でつくった作品として敬意を払うに値するものだと思う。

05/02/2009 でも電脳化のほうがラクでいいな正直

ところで先般、化粧品会社の美容部員向けパンフレットのコンペがあって、そのため十数年ぶりだかに化粧品屋のカウンターに座ったのだった。いや、だって、自分で行ったことがないと企画を考えようにもとっかかりがないからさ。それもドラッグストアとかショッピングセンターとかでなく、敷居の高さにおいて比類ない百貨店のカウンターに。取材として行ってこいと言われたとかじゃないから純粋に客としてですよああ恐ろしかった。

残念ながらそのコンペでは負けたのだが、それはそれとして、美容部員すごいよ。これまで2度行っており、1度目に行ったときはともかく、2度目がすごかった。チト感動した。1度目の状況は次のとおり。

強調した箇所が、2度目の来店時期を予測するヒントとなりそうなところね。つまり、買った製品を使い切った頃なら1ヵ月前後、試供品を使い切ったころなら1週間前後、ただし使用中のものがあるから1週間では来ないかもしれない、製品に満足すれば少なくとも2ヵ月以内には来る公算大だが今回かぎりで元使っていたメーカーに戻る可能性もある、と。

これで2度目にわたしが行ったのがいつだったかというと、予測をいろいろ外す2週間経過時。ちゃんと覚えてましたよわたしの顔も買った商品も、次に買うであろう商品も。別の客の相手をしていたのにちゃんとこちらに気づいて前回買った○○はどうだったかと声をかけ、今日はこれを買いに来たお客さんですよとすぐに他の店員へ引き継ぎ。

常連で来店時期が予測できるような客なら開店前とか空き時間とかにカルテを見てリマインドしておけるだろうけれど、あの条件で2週間前に1度会っただけの人間の顔を周辺条件まで合わせてどうして覚えておけるんだ? 普段から、外部記憶装置としてのPHSとかノートPCとかインターネットとかに頼りきりの自分を反省することしきりですよ。接客のプロってすげェ。

06/02/2009 孫引きの知識ばかりじゃいけないので

東京国立近代美術館フィルムセンターの怪獣・SF映画特集で、「海底軍艦」(本多猪四郎監督)を見てきた。そう海底軍艦。轟天号。帝国海軍の残党である神宮寺大佐のメンタリティが、現代の日本人よりも、かつての大帝国が沈んだ後に海底で生き延びてきたムウ帝国の女帝のほうに近いことをしめすラストシーンは大変に味わい深い。

ろくに知識もなかったので、オープニングロールで押川春浪原作と見てびっくり。が、しかし、どう考えても明治の作家が第二次大戦後の話を書けるはずがないので、だいぶ違うのだろうなぁと。帰宅してから調べてみるとやはりまったく違うのだそうで。それと、日本兵の残党が何十年も孤島にこもるというモチーフは横井・小野田両氏の事件を取り入れてみたのかと考えたのだが、海底軍艦の公開が1963年、横井庄一氏の帰還が1972年なので、これは事実が映画より奇であった例なのだな。

その前に、同じフィルムセンターの展示室で「無声時代ソビエト映画ポスター展」へ終了間際に駆け込む。1月からやっている展示会で、展示内容が月ごとに変わるので実はこれで2度目。なお、一番の感想は「ロシア語勉強しておいてよかった」かつ「もうちょっと真面目に勉強しておけばよかった」である。この時代のポスター本当にすごいなぁ。安い現代アートが裸足で逃げ出すクォリティ。

11/02/2009 楽な仕事はないね

ちょうど「不実な美女か貞淑な醜女か」(米原万里著/新潮文庫)を読んでいる最中で、その本に言及されている「まるっきり知らない専門用語とその訳語を一夜漬けで詰め込み、国際会議での同時通訳に臨む苦労」を間近に聞いてしまった。エンタープライズサーバに関するセミナーで、同時通訳がだんだんヘロヘロになっていくというか「わあ自分が何を言っているのか自分でももうさっぱりわからないよ」状態になっていくのが、イヤホン越しでも手に取るようにわかったんだな。英語みたいにメジャーな言語ならある程度ジャンルに特化した通訳がいそうなものだけれども。いや、まあ、イワユル「ITに強い」レベルじゃあれについていくのは大変だよね。わたしはその仕事に関わるようになってからそろそろ1年になろうというのに、いまだに「わあ日本語として何ひとつおかしなところはないのに何が書いてあるのかさっぱりわからないよ」状態になることがあるもの。

それにしても、ほかのまったくわからない言語ならあきらめて通訳に集中するしかないとして、こういうとき英語だとどっちを聴くかちょっと迷うよな。だいたい知っている内容だしレジュメを頼りにすれば要旨はわかる、でも通訳なしでOKと言い切るには無理がある、ただし同時通訳はだいぶ危うい、となると。今回はどうしたかって、ほぼレジュメに集中したよ。どうせ要点は全部そこに書いてあるんだから。

昨年誌上通販で入手しただけで何だか安心してしまい、放置していた「ソリッドファイター[完全版]」(古橋秀之著/メディアワークス刊)を読んだ。先日の「愛人」に勝るとも劣らぬ700ページの大部であるが、読み始めたら止まらなかったことであるよ。でもって、疲れるというより高揚感。終盤のカタルシスがすごいのと、読後感がえらく爽やかなんだ。何せネタが格闘ゲームなため舞台はほとんど屋内(それもゲームセンターとかメーカーの開発室とか明るさとは無縁の)なのに、印象は確かに「どこまでも青く抜けるような空の下」。どこに出しても恥ずかしくない立派な青春小説じゃないかこれ。それにしても、序盤の一発ネタかと思った爆乳RZがあんな重要なキーだとは:-)

12/02/2009 WX320Kのグリーンだって追加色だったんだ

WILLCOMからWX340Kの予約受付がもうすぐ始まる旨メールが来たのだった。モバイルFelica搭載機ね。

ずっとノーマルのSuicaを使ってきていて、もうちょっとスマートな使い方にできないものかでもクレジットカードの類を増やすのは嫌だしなぁと思っていたところ。W-VALUE SELECTの払いが終わったら変えよう。今年の終わり頃になるけれども、どうせ例によってしばらくしてから新色が追加されたりそっちのほうが好みだったりするのでちょうどよい。…………悔しくなんかないもの。

13/02/2009 猫ども1歳になる

フト気づくとカウリスマキ兄妹が1歳ですよ早いですな。

生まれたその日に母親ともどもお隣さんに保護された猫どもは、元野良のくせに野良生活は1日も経験したことがないのだった。しかも、可愛いちびちゃんが使わなかったベッドやペット用あんかがお隣さんの家にあったので(犬を飼っている知り合いにあげてもらうべく、ちびちゃんが遺したあれこれを預けてあった)、すぐにぬくぬく生活が始まったのである。母猫も子育てがうまくて5匹生まれて全員無事に育ったしな。そのへんのペットショップ育ちよりむしろ恵まれていたかもしらん。幸せ者どもめ。

予防接種と最初の虫下し、(避妊|去勢)手術が必要だったくらいで、その後は餌の選り好みもせず腹具合もよく、健康に育っているんだから、まあ、おおむねいい猫だよね。うん。


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